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文章を書くための5つの大切なこと

佳い詩を書こうとか、佳いエッセイを書こうとか、
色々思いながら書く日もあるけれど、一番大事なのは私やあなたが「書くこと」がどれくらい好きかということなのだと思う。
 私は詩を書いて20年目に突入したが、エッセイに力を入れ始めたのはまだ4年ほど前である。
 だから、文章の書き方とかのノウハウのようなものを人に語れる立場ではないのだけれど、書き続けてきて、習慣というか、ポイントのようなものは見えてきたので、いくつか教えたいと思う。

  1. 書くこと以外の色々なことに常に目を向ける

 私もそうであったが、ついつい書くことを究めすぎて、周りの美しい景色や美味しいものや楽しいことや面白いことを、「見ている」つもりでもスルーしてしまい、自分の世界に閉じこもってしまいがちになる。でも、そうではなくて、モノを書くからこそ、色々なものを見たり、食したり、触れたり体験したりして、人間性の幅を広げることが大切。けして、「自分にはセンスがないから」などと、自分を限定せずに。

 2.「良い」と思ったものやことは忘れずに記録を

  スマートフォンがほぼ120%近く普及している昨今、老若男女皆さんどこに行くにもスマートフォンを持って、美しい景色を撮影したり、美味しいものを撮影したり、動画を撮影したりして、ユーチューバーさんは忙しい。でも、それは実はすごく大切なことで、自分が感じたものを動画や画像として記録することは、もうそれ自体がエッセイを書いていることと同じこと。更にもっと効果的なことは、それらを文章としてメモしておくこと。M.エンデが残した「エンデのメモ箱」というすごく面白い短編集があるのだけれど、エンデのように、頭に浮かんだ発想を常にメモをする習慣をつけること。手書きが苦手な人は、スマホやタブレットや、パソコンのメモ帳でも良い。

 3.エッセイを書く前にプロットを立てること

 これは、私がエッセイの講座を受けていた特に講師の先生からアドバイスを受けたのだけれど、いきなり書き出すのではなく、何を書きたいのか、どう書きたいのか、順番や展開を組み立てて書いていくということ。これは、ノートに箇条書きで書いた方が良い。パソコンに書いた時に、仕上がりがきれいに相手に伝わりやすくなる。

 4.料理を味わうように、読むことを忘れない

 美味しい料理を作るためには、やはり美味しいものを味わって、センスを磨かなくてはならない。それと同じように、佳い作品を書くためには、たくさん良い作品を読むことも大切。図書館や書店に行って、自分が求めているジャンルのコーナーに行き、くまなく見て「これだ!」と思ったものを手にとって読んでみる。ぐいぐい引き込まれるような面白いものなら大当たり。借りるなり買うなりして最後まで味わい尽くして、最後に「読書ノート」みたいなものを作り、感想を書いてみる。これを習慣にすると、かなり佳い文章を書くためのトレーニングになる。感想文を書くことは、心の襞を広げること。心を柔らかくするためだから。

 5.一日30分は、エッセイを書く時間を設けよう

 私たちは、大概は普段仕事をしていて、定時に始まり、定時で終わる時もあれば、残業に追われる時もある。そのようななかで、夕飯やお風呂が遅くなったり、身体がクタクタでとても「書くこと」と上手く向き合えないときもある。でも、一日のなかで何かしら時間を見つけて、エッセイをプロットを途中でも良いから書いてみることが大切。頭でわかっていてもなかなか難しいのが現実だが、言い訳を重ねていたらいつまでも佳いものは書けない。一日の時間づくりはとても大切。


 と、いくつか述べておきましたが、私自身もこんな完璧に5つのことをこなせるわけではありません。ただ、このうちのどれか一つが二つはやる習慣を着ければ、エッセイや詩や小説も書けるようになっていけるはず。
 書くことは、あなたの強みになるし、生き甲斐になりますから、まずは楽しく始めてみることが良いとおもいます。 

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