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理想の教室

3歳から10年以上受講してくれている3人娘のユニット. それぞれ新学期から高校1,2,3年と学年も通う学校も違います。 一緒に練習したくてもスケジュールを合わせるだけで大変

それでも続けたいという希望と、新たに合唱を希望して訪れた社会人さんのためにYouthの企画を立ち上げました。

まだ4名ですが、新たに加わったメンバーがいままでユニットでやってきたレパートリーを知っていたこともあって順調なすべりだしです

さあ、これでまたメンバーが増えたら楽しくなりそう!と思って、前回の練習を終えたところ、ユニットの1人が

「先生、3人のユニットもやりたいから無くさないで」

と言ってきました。

いやいや、無くすつもりはないよ、またあなたたち3人でやりたいことがあったら、なんでもやったらいいのよ

というと、

「だったら、良かったけど、今はみんなバラバラの予定でできないかもしれないけど、みんなが高校卒業してからでも、社会人になってからでも、続けたい」

そうか、それは嬉しいね。たのしみにしてるよ。

3歳から教室にやってきて、ずーっと育ってくれた私の教室が彼女の人生の中の居場所としてあり続けていることがありがたかったです。

この子たちが今想像していないことは、

私は先に死ぬ

でも私にはいつもそのことが頭の隅っこにあって、

だからこそ、私がいなくなって、この子たちが大人になっていく世界に、私の教室の思い出が彼らの励みであってほしいと願っています。

今は、こんなこと言ってるけど、忘れちゃうかもしれない。それでもきっと大切なことはどこかに残ってくれるだろう。

きっと教室をやっている先生全てが、このことを願っているはずです。

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