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FUJI ACROS100Ⅱをストックしておきました。

ここ最近のフィルム値上げには白目を剥くしかない状況がずっと続いてますが、2023年6月8日から富士フイルム製品の大幅な値上げが実施されました。
モノクロフィルムやリバーサルフィルムに関しては80%以上の値上げが実施されたことで、もはや庶民の趣味では扱えきれない価格になってしまいました。
因みに2023年6月、値上げ後のヨドバシカメラさんの価格を記載しておきます。

ACROS100Ⅱ・・・・・・2,310円(税込・ポイント231) 実質:2,079円
PROVIA100F  ・・・・・3,960円(税込・ポイント396)実質:3,564円
VELVIA100  ・・・・・・3,630円(税込・ポイント363)実質:3,267円
VELVIA50・・・・・・・4,620円(税込・ポイント462)実質:4,158円
※2023年6月18日現在の価格です。フィルムは全て135フィルムで36枚撮り

こう言った状況です。これに現像代が掛かって来ますので1本撮影したらリバーサルに至っては5,000円/本超えてくることになります。
因みにモノクロは自家現像で対応出来るでしょうがリバーサルの自家現像はハードルが結構高いですよね。
参考までに現在のキタムラカメラさんの現像代を記載しておこうと思います。

135フィルム36枚撮り・・・・・・1,793円(スリーブ仕上げ)
135フィルム36枚撮り・・・・・・2,321円(マウント仕上げ)
※2023年6月現在のリバーサルフィルム現像代(キタムラカメラ)
※富士フイルム製品の場合の価格

もはや理解不能な価格帯になってしまってます。
しかも富士ではパトローネ返却のサービスは中止となったようで使用済みパトローネの返却はなされません。※Kodakは継続して対応してくれます。
フィルムも現像代もドンドン値上げするのにサービスはドンドン改悪されていき、もはやフィルム事業撤退なんじゃないか?と想像してしまう程です。

ここ数年のKodak社の異常なまでの値上げ(日本国内だけ)の波に乗ったような今回の値上げ、一般的に考えて数年で商品の供給価格が倍もしくはそれ以上になるってあまり想像出来ないし理解も困難なのが正直な感想です。
原料調達がとか輸送コストがとか為替がとか色々な理由があるとアナウンスされてますが全部100%そうだとしても製品価格って倍になるかな?
と疑問は増すばかりです。。。

今回の件を受けて自分はリバーサルはもう引退しようと思ってます。
MARIXさんが頑張ってくれているようですが現像代が高すぎますので厳しいです。
PENTAXさんのフィルムプロジェクトとMARIさんのコラボ上でのキタムラさんの現像事業といった構図になった場合、キタムラさんの現像代については企業努力で何とか良い波を作って頂きたいと切に願うばかりです。
そうじゃないと我々はもう続けてフィルムカメラを楽しめなくなる気がしてます。

皆様にサポート頂いた資金は全てフィルム・機材購入費及び活動費にありがたく使わせて頂きたいと思います。フィルムと日本の精巧技術の保持に貢献出来ると考えられる事には積極的に投資して行きたいと考えます。