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収益性分析8 【勉強用】


資本回収点


損益分岐点分析の続きではあるんですが(本によっては応用の一類型)。

資本回収点分析なるものがあります。

利益の出るポイント(英語だとなんかカッコよくBreak Even Point…別府?)を語ったのだから、次は資本だろう(?)みたいな。

意義


総収益と総資本が一致する、資本の回収と未回収の分岐点。

 ➡総資本の回転率が1(回)になる点、とも。

損益分岐点のグラフと激似😅

原価ならぬ資本の固変分解

Canva でコツコツ作りました上図をご覧ください😅。
損益分岐点分析の利益図表では、変動費と固定費が書いてあったところに、見慣れない(僕だけか)変動的資本と固定的資本が置いてあります。

つまり、この分析方法は、
原価ではなくて、資本を固変分解するところから始まるわけです。

定義も似ていて、
操業度に比例して変動するなら変動的資本、
無関係で固定的なら固定的資本。

完成工事高の直線が、
変動的資本と固定的資本の総和=総資本の直線よりも上にあるときは、
余りが出るので回収済みの領域になる…。
反対に、下にある時は未回収と…。

算式

これまた、損益分岐点完成工事高のパラレルワールドみたいな造り。

$$
資本回収点完成工事高=\frac{固定的資本}{1-\frac{変動的資本}{完成工事高}}
$$

※ 出題のされ方なんかは、総資本で全体がわかっているかは不明なんですけれども😅、流動資産の例えば50%が変動的資本と扱うこと、みたいな指示書きがあるような形で出ているみたいですね。
 そうすると、流動資産を2で割ったものと、固定資産を足し合わせたら、本問では固定的資本(👆式の分子)が出るんだなという具合。


※確認用

例の使いまわし図ですが。
総資本ってどこだっけという視認用に。

算式に使うため、一番右の総資本を固変分解するのだが、
出題上は、左右均等なのだからということで
一番左の総資産の内訳で問われたりする(変動的資率は流動資の50%といった上述の話)
困惑を誘いたいのか😅

損益分岐点分析 前編・中編


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