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【アイディア#29】幼い子どもができるお仕事って?

 ご家庭でお子さんと試していただきたい、ちょっとしたフィナンシェ(金融家)なアイディアをご紹介します。今回は「稼ぐを学ぶための子ども用お仕事」です。

 お小遣いも金融教育の一環。毎月定額で、学年ごとに金額があがるお小遣いってどうなの? と感じることもあります。中には、仕事をしているからお金をもらえるということを子どもに体感してほしい、という方もいらっしゃるのでは? 今回は、今まで挙がったお家でお金を渡せるような、未就学~小学校の子ども向けお仕事を並べてみました。

■ 生え初めには嬉しい? 白髪カット

 白髪が数十本になってきて…、という時、染めるほどではないですよね。そんな時、子どもに1本1円とか、5円とかと値段を決めて、切ってもらう、というのはいかがでしょうか。子どもが白髪を切るのは怖い、という場合は大人のパートナーに手伝ってもらう必要はありますが。家ですぐに始められるお仕事です。

■ 金銭感覚や文字の練習にも。 家計簿づくり

 家計簿をつけるのは時間がかかるし、マメでないとできない…。そんなとき、子どもにレシート1枚を10円で書いてもらうお仕事があります。
 レシートの内容を、家計簿に書き写すことで、文字や数字を書く練習にもなります。加えて、「パパのビールって高いんだね!」と物の値段にも興味を持つきっかけになるかも。

 下記で実践してみました↓

■ 遊び感覚になりがち。マッサージ

 在宅勤務が続くと、会議室やランチにもなかなかいかないため、身体か凝り固まってしまいがち。そこで、子どもたちにマッサージのお仕事をお願いしました。20分で100円というマッサージでは破格の値段設定です。

 注意点としては、やっていると子どもが楽しくなりすぎてしまうこと。台湾式のように、ベッドにうつ伏せになり、子どもに背中の上にに乗って踏んでもらうのですが…。「リップスティックみたい!」とか「音楽かけながらマッサージするね!」とダンスを始めると、マッサージなのかどうか時々分からなくなります…。

■  定番? 靴磨きや車の洗車

 革靴で出勤したり、車を持っている家庭は少なくなっていると思いますが、昔ながらの子どものお仕事としては、この2つは良くありますよね。

■ 家事をどう扱うかは難しい

 お皿洗いや洗濯物、料理、部屋の掃除やゴミ捨てなど…、様々な家事をお仕事として手伝ってもらう方法もあります。一方で、報酬がないとやらなくなってしまう、というリスクも。どんなスタンスを取るか、事前に夫婦で話し合ってみた方が良さそうです。

* * * *

 有名な投資家であるウォーレンバフェットは、幼いころ床屋さんで待っているお客さんに、ピンボールゲームをさせてお小遣いをもらっていたのだとか(しかも売り上げはお店と折半だそう)。エジソンも、野菜を売ったり、自分で新聞を作って販売したりしていたとのこと。レモネードを作ったり、キャンディーバーを仕入れたりして、街頭で子どもが売る、なんていう文化もある米国ならではですが、日本でも子どもが気軽にビジネスを体験できる場があると良いなと思っています。そのきっかけとして、まずお家の中でやってみる、というのはいかがでしょうか。


 フィナンシェの会では、「お金がどこからきて、どこへ行くのか」という流れを意識した金融教育を目指しています。他にも、日常生活で子どもとお金のことを学べるさまざまなアイディアをご紹介しています。宜しければ他のアイディアもぜひご覧ください。


 

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