(31) 復職6日目ー「手紙」ー

こんばんは.今日もお疲れ様でした.
筋トレは20分で帰ってきました.
疲れのせいか
ベンチプレスがいつもより全く上がらなかったので
軽めのメニューで済ませました.
しかし,教員という職業はよく歩く
苦労して稼いだ1日10000歩
余裕でいきます.

今日は始業式でしたので,ご報告を.
今年度は「特別支援学級」の担任です.
特別支援教育は大学で学んできたので,なにかいかせたらと思います.
これからの記事は,この視点から,書くことも増えるかと思います。

題名にありますが
今朝,職員室のぼくの机の上に紙袋がありました
中身は,卒業生からのぼくへの手紙でした
ぼくはその場では読まず,帰ってから読みました.
「勉強が苦手だったけど,先生の授業は楽しく,わかりやすかったです.」
その手紙を見て,ぼくは,申し訳なく思いました.
前年度,上司から,散々授業について言われてきました.
ぼくは自信を失いました.
でも
でも
そんなぼくの授業を,前向きに捉えてくれる子供が,いたんです
だから,なんで,あのとき,ぼくは胸を張れなかったんだろう
人の意見に,180度,流されてしまったんだろう
悔やんでも,悔やみきれません.
しかし,これは過去のできごと
これから,自信をもっていけば,いいんです.
それだけの,ことなんです.

今日は入学式もありました.
入学式に,卒業生の保護者がいました.
「先生!」
ぼくのところにかけよってきました.
ぼくは
ぼくは
「ご心配おかけしました」
頭を下げました
頭を,あげることができません.
涙が,涙が止まらないのです
やっとのことで顔を上げたら
その保護者も,泣いていました.
他にも,保護者に会いました
その保護者も,涙を流していました.もちろん,ぼくもです.
「先生に会いたくて,うちの子供は,学校に行くって,本当に楽しみにしていました.本当に感謝しています.」
ぼくは,本当に,本当に・・・

その後,前年度,お世話になった写真館の人にも会いました。
やっぱり,泣きました。
写真館の人は,ぼくをぎゅっと抱きしめ
「先生.卒業アルバム.完成まで,まだ間に合うんだ.ぼくはね,先生の個人写真を,アルバムに載せるって,決めてるんだ.だから,また今度,写真を撮りにくるよ.」
写真館の人も,泣いていました。

変わらなくたっていいんです
そのままでいいんです
大切なのは
そのままの自分を
わかってくれる人の存在なんです
がむしゃらでいいんです
思いだけで突っ走っていいんです
見ている人は,絶対にいるんですから

この記事を書きながら,また,涙を流すぼくがいます.
だれが昨日,こんな今日がくると思っていたでしょうか

生きているだけで,いいんです.