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絵のない俳画「春日傘」俳句+

花吹雪さらりと受ける春日傘

 突然初夏のような陽射しが降り注ぎ始めた。まだ花に未練があるのに。
 一陣の風が吹き抜け名残の花をさらってゆく。
 せっかくの春の陽射しを嫌うような日傘に花吹雪が降りかかる。

 季節が交差する姿を見た気がした。

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