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すうすうと平和眠るや春待ちて

 しりとり俳句です。
 前回1月は『息を吐く年越し明けて息を吸う』で、終りは「すう」。なので今回は「すう」から始まる句です。

 昨日2月4日は立春。暦の上では春ですが、気が早過ぎるわぃと言いたくなる寒さでしたね。そして今日もまた寒びぃぃ~💦
 人の世間も世界も、寒いことばかり。建前上の春(=平和)ですら妄想レベルの遠さでございます。
 春が来ねば蛙は土の中から出て来ません。今はまだ爆睡中です。でも、春が来れば起きてきます。
 平和は、眠ったまま、まったく目を覚ます気配がありません。温暖化で気温が上がってるというのに。
 そう。地球表面は、春どころか通年夏状態。でも、突然どかんと大雪が降ったり、大寒波が来たり、実のところ、しっちゃかめっちゃかわけかからんです。まるで人類界事情のようです。人類は、どんぱち、どんぱちと、あっちこちで火は起こします。北端でおこった火も、ミドルでおこった火も消える気配はありません。ここそこで付け火みたいにボヤもあるし、新しい火の手が見えたりもします。温暖化の原因も人類の活動によるところが大きいと言われています。なのにちっとも暖かくないの。
 地上は温暖化で溶けているというのに、人類界はずっと氷河期のままです。オールラウンドに全面的永久凍土です。この凍土がすっかり溶(解)けることはないでしょうが、ちっとばかり溶けてもいいんじゃないかと、低体温(平熱35度半ば)冷え症の私は思うわけです。せめて心の中だけでも少しばかり温みたいわい。ぶるぶる……。

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