今年50歳になり、残り時間が多くないことをひしひしと感じています。
子供の頃の「将来の夢」はなんだか漠然としていて、自分がどういう適性を持っているのか自分でもよく分かっておらず、また親や周囲の希望を無意識に取り込む「子供なりの気遣い」も含んでいて、今思うと自分の本音とはかけ離れた「大人になったら」とか「新年の抱負」という作文をよく書いていました。
書かされていた、という方が正確かもしれません…。

ですが、半世紀も人生をうろうろしていると流石に自分の得手不得手は理解しており、また体力気力も落ちてくるので根性でなんとかしようという気持ちはさらさら無く、最近は
生きているうちにやりたいことをやろう(^▽^)/
という極めてシンプルな境地にたどり着いてなんだか清々しいです。
私がどんな夢を持とうが特に誰も気にしない(笑)のも、すごく爽やかだなあ…と思います。

振り返れば…
子供の頃はもちろん、10代になっても自分の気持ちが分かりませんでした。
つかみどころのない大きな壁のような「心」を掘り進み、化石を発掘するように「真の夢」あるいは「本当の望み」「心からの目標」、自分なりの「問題意識」や「課題」を探していきました。
いろいろやってみましたが、でもよく分からない…。
そうこうしているうちに社会人になり、夢といっても表面的なものからもっと深い欲求まであることを知り、
さくさくと掘る作業の途中で、
探すも何も、日々ついついやってしまうことが得意なことであり、自分が追及すべきことなのでは…
と気づいたり、
執着していると思っていたけれど、実は「執着させられていた」ことも少なくないな…
と反省したり、
人がどう言おうが、自分が時間を忘れるほど夢中になれることが大事なんだ…
と悟ったり、
いろいろな紆余曲折を経て50年(時間かかりすぎ・笑)。

そんな私の現在の夢ですが、まずは心の層の一番上(表面)から…
最近は発掘にも慣れて、手早いですよ(笑)。

■睡眠時間をもう少し長くしたい
■労働時間をもう少し短くしたい
■たまには岩盤浴に行きたい。酵素風呂も体験したい!

要は…お疲れなんですね(笑)。
これらは
あ、やってみて下さいねー(棒読み)
としか言いようのない、あとは実行あるのみの「夢」です。

私の今の睡眠時間はお昼寝も含めて6時間ちょっと。多い時は7時間。
就寝を早める必要がありそうです。
労働時間は…立ち仕事が体にこたえて、しんどくて…(^▽^;)
今後は足腰を労わり、たまに座ったりしながら効率よく仕事しようと思います。具体的には、営業時間外にだらだら働かないようにしよう。

掘り進んでいくと…こんな願望の一群も…

■美術が大好き。美術館をもっともっと巡りたい!
(新年はまず上野の森でモネでしょうか)

■映画を「映画館で」じっくり味わいたい。
うちで見てもいいけれど、気が散らないようにしたい。
(最近は「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」が気になっています)

■本や漫画を集中して読みたい。
いくら読んでも悪くならない目が欲しい。

■音楽をしみじみ聴きたい。聴き流すのでなく、同じ曲を何回も聴いたりしたい。ライブに行きたい!!

どれも同じことを言っていて、つまるところ深く作品に触れたいんですね。
年齢的にサブスクの波を乗りこなせないのか(笑)…とも思いますが、1つ1つの作品を、1人1人のアーティストを深堀りするのは大量消費とは対極にある愉しみです。
(沢山のコンテンツに触れてその中から好きなものを探すというのは現代だから可能になったことで、メリットも沢山あることは認識しています)
そしてここでも時間のやりくりが必要。あと老眼対策!

加えて、こんな願いも見つかりました。
■改めてヨーガに取り組みたい(以前かなり本気でやっていたのです。教室が遠くなって断念しましたが…でもまたやりたい)

■ひとりで、あるいはお友達と、たまにはお茶しにいく時間を作りたい
(お茶は心と身体の万能薬。たまには…)

■足利フラワーパークを再訪したい。植物写真を撮りたい。

■花を活けて楽しむ生活がしたい。

■お散歩がしたい♪

ふむふむ…我ながら渋い願望が多いですね。
ヨーガは眠りの質も改善するし(経験済み)、腰痛対策にもなるし、いろいろな面で今の私を助けてくれそうです。

こつこつ掘り進んでいくと、底の方に一朝一夕には叶わない大きな夢が3つ出てきました。

■読むひとの心に届く文章が書きたい。

■英語、中国語、フランス語を使えるようになりたい。

■ニューヨーク公共図書館、チャールズ・M・シュルツ美術館を訪ねたい。

これらは人生の残り時間を全部使っても達成できるかな?
という感じですが、毎日コツコツ書く、勉強する、貯金する…
地味で愉しい時間を積み上げていこうと思います。

文章は一生かけて試行錯誤し続けるのでしょうね。
私は小学生時代は保健室登校ならぬ図書室登校(当時そんな言葉はありませんでしたが…)。休みの日は市立図書館に入り浸っていました。
とにかく本ばかり読んでいたので、名文を知り過ぎています。
あのレベルは…真似できない…。
だから実は、「読むひとの心に届く文章が書きたい」は達成が難しいだろうな…と思っている項目です。
書き続けますが、心から満足することはないでしょう。
そしてそれでいいと思っています。

英語は現在、絶賛苦戦中(笑)。
中国語は、今回台湾を旅して改めて深いご縁を感じ
「やるしかないんだな～」
と分かったので、多分春ごろから始めます。
フランス語は、これについては説明すると長くなるので端折りますが、以前話していたのでリベンジの意味もありまして…。
ただ英語以外はそれぞれduilingoをコンプリートしたら良し、と思っています(今のところ)。
掲示が読めたり、ぎりぎりsurviveできればいいです。
語学は愉しさ無限大ですが、魅力がありすぎて他のすべてを奪いかねないので…。

ニューヨーク公共図書館は、世界で一番美しい図書館とも言われる場所で、学校の小さな図書室に命を救われたものとしては一度訪ねたい聖地です。
チャールズMシュルツ美術館はカリフォルニア州のサンタローザ。
こちらもスヌーピーの漫画に助けられている人生なので、一度は。
町田も行きますが(^▽^;)

心の深いところにある夢はこれくらいかしら…と思ったら、あらら、こちらにもまだありました。

■夫と仲良く暮らしたい。

■体が動くうちは、「ありまさ」で働き続けたい。

あ、これも私にとっても大きな夢だったのですね。
でもそう考えると…
いつもの何気ない暮らしは、
毎日働きづめの、そこそこ大変でトホホな日々は、
実は大きな夢が実現した姿だった…のでしょうか?

あんまり実感が湧かないけれど、
すでに私は夢を生きていたのかしら…?

夢の断層を掘ってみたら、
50歳になっても、まだまだ自分の心は謎だらけ…
ということが分かりました。
これからも時折発掘を続けないと…。

さてさて2024年はどんな年になるのでしょう?
先行きは全然分かりませんが、
どうか皆様の、私の夢が叶いますように!
私達みんなにとって良い年になりますように!!