「経験から学んだリーダーシップと思いやりの重要性」

私、27歳の男性として、過去の経験から学んだリーダーシップと思いやりについての洞察を共有したいと思います。高校時代の様々な状況での経験が、私にとって貴重な教訓となりました。

高校時代、私は硬式野球部の二軍での副キャプテンを務める機会がありました。リーダーとして抜擢されたことが無い私にとって初めての経験でもあり、リーダーシップという面で多くのことを学びました。
更に一時期、腰の怪我により、後輩の教育係を担当することがありました。この経験は、リーダーシップが単なる指示を出すことだけでなく、チームメンバーのサポートや励まし、協力を促すことも含むことを教えてくれました。


腰の怪我が治るまでの間、私は後輩たちに技術やトレーニングの指導を行いましたが、それだけではなく、できる限り彼らの精神面でのサポートも注力しました。練習中は𠮟咤激励を繰り返しツラい練習も半ば強引に奮い立たせていましたし、練習試合などで裏方にまわる際は後輩の悩み事、先輩や先生に対する愚痴も話し合っていました。(練習試合をカメラで動画撮影する役割の際に、「俺だって不満はあるんだぜ」と後輩と打ち解けようと自分から監督の悪口を言っていたことが撮影した動画にハッキリと入ってしまい、翌週に監督に詰められ、ある期間干された話も失敗エピソードとしていつか書いてみます)

少し脱線しますが、あの時の先輩からの𠮟咤激励の腹立たしさは、どのタイミングで発散していたんだろう。。。
先輩が引退するタイミング?応援の際に多少悪口を言っていたから?明確なタイミングは考えても見当たらないので、どこかのタイミングで深掘りしてみます。


そもそも腰の怪我の発生要因は、腹筋と背筋のバランスが悪く腰のねじれの動きに筋肉が上手く連動できずに腰骨に負担がいってしまっていたとのこと。
自分の今まで気付かなかった弱さを受け入れることが難しく、皆と一緒に練習に参加できない事にも少なからず抵抗感がありました。
しかし、私は幸運な事に?同時期に同部内の同級生に同じ腰の怪我が発生しました。ほぼ同じ内容の怪我、同じ病院(監督からの紹介もあり)だったので、部活中2人して皆とは別メニューをこなしていました。
腰の怪我に関する事や、練習に参加できない分は裏方にまわりチームメイトのサポートや、それこそ新入部員の教育係などを共有していました。

この期間を一人ではとても乗り越えられなかったと思います。
腰の痛みを共有し、トレーニング中も部活に関してや部活外の事も相談して、徐々に腰の痛みが和らいだら短い距離でのキャッチボールを始めたりと、他のチームメイトとはまた別の絆のような、結束のようなものが生まれたと思います。
その友人は、後に二軍のキャプテンとなり結果的に二軍のキャプテンと副キャプテンが元腰の負傷者となりました。
余談ですが、先日その友人の素敵な結婚式に参列しました。
なんと高校時代から交際していた人との結婚でだったのです。
参列していた同級生と主役の二人とは思い出話に花を咲かせました。

話に戻りますが、苦しい時や悲しい時を共有できた事が当時の精神面での大きな成長につながった気がします。
怪我をして部活を辞めたチームメイトも、うまく環境になじめず入部してすぐ辞めた新入部員もいました。
もちろん「本人たちの精神力で続けられる人は続ける」と言われればそれまでのような気もしますが、世間一般で言うメンタルの強い人の言い分だとも思います。


精神面で少し抽象的な話に発展します。
高校部活で考えてみます。
①「すぐに辞めないメンタルの強い人」はある程度技術もありレギュラーもしくは最高学年(高校三年生)であったりする。
②「辞めてしったメンタルの弱い人」は技術も乏しくどちらかというとレギュラーには選ばれずサポートにまわる人が多いと思います。
試合で起用されるのは①と②では①が断然優先されますよね。
しかし、①と②の差はあるにせよそこまで大きな差はあるのだろうか?
技術面では差はあるにせよ大きな差ではないように感じるし、年齢的にもたかが1,2年間の差だと感じる。

ここで、高校部活→会社に置き換えて考えてみる。
①は比較的年齢層は上になり、経験技術も伴ったいわゆる「できる上司」
②は社会経験が浅く技術面でも未熟さのある「若手社員」
このパターンでは①と②の差は歴然に感じますよね。
①と②では①が優遇されても異論はないが、①ばかりでは短命な会社にも感じますよね。(ここではフランチャイズ展開や事業売買などは考えずに会社を存続させることを優先して想像して頂きたいです。)
①と②のハイブリッドで③「技術も高度でメンタル面も強い人」が望ましいですが、そんな人は稀有な存在ですのでここではいないことにします。
私がここで伝えたいことは、チーム(会社)として何より重要になってくるのは①でも②でも③でもない事です。

一番重要なのな、
④「②を①に引き上げられる橋渡し役の人」だと思います。
④の役割は前述したいわゆる教育係にあたります。

しかし、教育係ってすすんでやりたい人って少ないですよね。
私なりの見解は「とてつもなく、めんどうくさいから」です。
自分の中の技術のアウトプットばかりになり、自分が成長するためのインプットは後回しになってしまうし、何より①になるまで辞めないような心遣い、気遣いなど慮ることが多く第三者には見えない心の体力消耗が激しいです。
同時にチーム(会社)を構成する上で④はとてつもなく重要だと思います。
一人一人の形成は④を通して会社の一員を担っているので、会社の色を作るのも④の大きな仕事であり、大切なやりがいとも感じます。

私は思いやりと共感力の重要性を高校時代に感じ、後から自分なりに解釈し理解しました。高校での経験は、リーダーシップは単なる指揮官ではなく、チームメンバーと共に進むことで成り立つものだと気付かせてくれました。

今、私は自分の経験から得た教訓を大切にし、リーダーとしてのスキルを更に向上させるために努力しています。上下関係の厳しい環境から学んだ思いやりや共感力は、どんな状況でも重要な資産であると信じています。また、過去の経験から、リーダーシップは一人では成り立たないものであり、チーム全体が協力し合うことで成し遂げられるものだということを学びました。
将来、私はこれらの価値観を更に発展させ、他のリーダーと共に、より思いやりのある職場環境を築き上げ、成果を上げることを目指しています。経験から学んだリーダーシップと思いやりは、私の人生とキャリアにおいて不可欠な要素であり、これからも大切に育んでいきます。

私にとって初めての試みで、思想を言語化してみました。
読み返しても伝わりづらいな、と感じた上での公開になります。
拙い文章ですが、最後までお読みいただき誠にありがとうございます。


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