雀乃 雛

何でもないような日記をつらつらと書く予定。オタクです。

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最近の記事

二次元男性キャラクター談義

 ここ1、2ヶ月仕事が忙しすぎてストレスが溜まりに溜まり、時間があれば漫画を読んでいた。仕事で体力が赤色表示になっている時にぴったりなストレス発散方法は、やはり家から一歩も出ずに漫画を読んで現実逃避することだ。  気が狂ったように電子コミックを買っていたが、気づけば読んでいるものがBL漫画だらけだった。BL漫画は基本的に単行本1巻程度で話が終わるのでとても読みやすい。疲れている時に壮大な長編ストーリーを背負える気概はない。  BL漫画を読んでいると、必然的に男性キャラクターを

    • 海の世界

       「海」が好きだ。遠くに水平線が広がる広い景色、青のグラデーション、砂浜、潮の匂い、波の音……海を中心に広がる光景は心を癒してくれる。ただし、泳ぐことが非常に苦手なので、自ら海に入ることは滅多にない。ダイビングなど夢のまた夢なので、海に関するドキュメンタリーなどを見て海中に想いを馳せる。  もちろん海の生物も大好きだ。休日にふらりと一人で水族館へ遊びに行くこともある。先日は江戸川区の葛西臨海公園内にある葛西臨海水族園へと行った。  東京湾に面している場所なので、立地的にも海

      • ホットココアと絵本

         今年も寒い季節がきた。年を重ねるごとに寒さがより骨身に染み込んでくるような気がするが、一体なぜなのだろう。学生の頃は寒いとは思いつつ、ミニスカートをはくことも厭わなかった。寒さより可愛さを優先した。それが今では厚手のタイツをはき、そこから更にズボンと靴下をはき、ムートンブーツで外に出かける。寒空の下、ミニスカートを翻す女子高生を見るだけでこちらが身震いしてしまう。つい「そんなに肌を見せて寒くないのですか?」と尋ねたくなってしまい、年をとったことを実感し、ちょっと虚しくなる。

        • 私の少女漫画 その2

           先日ふらりと本屋に立ち寄ったら、河出書房新社さんから「総集編 松苗あけみ」が発売されているのを見つけ、嬉しさのあまり小躍りしながら本を抱えレジに並んでしまった。  1970年代から活躍をされている漫画家、松苗あけみ先生も、私が大好きな漫画家さんの内の一人だ。ロマンチックで華やかな画風でありながら、人間くさいひねくれたキャラクターを描くことがとても上手な人だ。その落差によって生まれるシュールさが何とも心地よく、ある種のクセになってしまい次のページを捲る手を止めることができない

        二次元男性キャラクター談義

          こわいはなし

           何故か物心ついた時から怖い話が大好きだ。幼稚園児だった頃、月に数回ほど様々な話の読み聞かせをしてくれる先生が園に来た時、私はいち早く挙手をして「怖い話をして」とせがんでいた記憶がある。不思議な話、ゾッとする話を聞いた時の刺激が、私にとって丁度いい塩梅なのかもしれない。  怖い話といっても、その種類は多岐にわたるだろう。妖怪、幽霊、未確認生命体、超能力、自然ーーざっくばらんに言ってしまえば大体はオカルトに分類されるだろうか。どの話も好き嫌いなく楽しめるが、どうしても「自分が

          こわいはなし

          例のあの虫に対する所感・適当な考察

           人間誰しも、生きていれば嫌いな人やものは出来てしまうだろう。上司が嫌い、騒音が嫌い、高所が嫌い、白米が嫌い――嫌いの種類は、地球上に存在している人間の数だけあるかもしれない。  私にも物心ついた時からどうしても嫌いであり、苦手なヤツがいる。この時期を象徴する存在といってもいいあの虫、セミだ。  祖母が言うには、まだ私が幼い頃、散歩中にセミを見上げていたらいきなり飛んできて追いかけられたことがあったそうだが、もしかしたらその時の驚きと恐怖が記憶の奥底にあるのかもしれない。と

          例のあの虫に対する所感・適当な考察

          私の少女漫画

           年季の入ったオタクなので、好きな漫画についてもつらつらと書いていけたらいいなと思っている。  漫画と一口に言っても数え切れない程の作品が世の中にあるが、どのジャンルが好きかと問われれば少女漫画と答えるだろう。更に最近の少女漫画というよりかは、1980年代~1990年代の少女漫画が特に好きだ。母親や母方の親戚が漫画好きだったこともあり、物心ついた時からすぐ傍に漫画がある環境だった。母親たちが読んでいた漫画が、丁度その辺りの年代の少女漫画だった。  ひらがなを読めるようになっ

          私の少女漫画

          一人歩き

           京都へ旅行するのが好きだ。日本史が好きな人間ならば、京都という土地には何かしら興味が湧いてくるのではないだろうか。長い間朝廷が置かれていた京都には数多くの重要な史跡が存在している。関東で生まれ育った私にとって、京都は古くからの歴史が息づいている憧れの土地であった。(もちろん関東地方にだって歴史はあるのだが)  初めて京都へ訪れたのは中学時代の修学旅行だった。クラスメイトは寺社仏閣を巡る旅程にあまりモチベーションが上がらないようだったが、昔から日本史が好きだった私は当日が楽

          捨てられないもの

           先日、スマートフォンを買い替えた。毎回スマートフォンを新しくしようと思い始めてから実行に移すまで、数か月の時間をかけてしまう。その理由自体は明白で、その時使っているスマートフォンを手放すのを躊躇してしまうからだ。  買い替えようと思うほどなので、所持しているスマートフォンに不便を感じてはいる。今回はストレージの容量が限界を迎えてきていたことと、性能があまりよくない機種だったため、アプリゲームをスムーズにプレイ出来ないことに非常にストレスを感じていたからだった。正直、割とポ

          捨てられないもの

          ベランダの花

           今、自宅のベランダにはアブチロンという花が咲いている。よく街を歩いていると赤色のアブチロンを見かけるが、自宅で咲いているのは白い花びらをした清楚なアブチロンだ。花屋で買ったものではなく、名前を知らないとあるおじいさんからの貰い物だった。  七年程前、アルバイト先の店へ向かうためによく利用していた駅前の駐輪場のすぐ隣に民家が建っていた。小さな2階建ての家で、黄色の外壁は色褪せており、長いこと使われていなさそうな黒い自転車が玄関ドアの横に置かれていた。辛うじて庭と呼べるほどの

          ベランダの花