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時間どろぼうから時間を取り戻して本を読むのだ。

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ふゆの読書のキロク。いつ、どこで、どのくらい読んだか?の日記でもある。
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時間どろぼう日記❸

時間どろぼう日記❸

読む速度に
細やかな読書日記が
追いつく筈も無い。

ならば
いつ、どこで何を読んだ、を
記すだけでも良いじゃないか

と、思い直し、

時間どろぼう日記は
三日坊主的終了を
いま、なんとか
免れよう、としている。

先日まで読んでいた
多和田葉子さんの
《雪の練習生》は

3年ぶりの人間ドックの
検査の合間あいまで、読み、

最後の数ページは
腹ペコを抱えて入った
《大戸屋》で、

しまほっけ定

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時間どろぼう日記❷

時間どろぼう日記❷

11月3日文化の日は
出勤だったが、

パートさん独りの日、

だったので

行儀悪くも
弁当を食べながら、
読むことができた。

🍂

その前日、11月2日は
足の病院へ行って

診察を待つ間に
読むつもりだったが

(2時間も待ったのだが)

待合室はとても混んでいて
ひっきりなしに人が呼ばれ、
診察へ入り、また出てきて、と
とても慌ただしく、

文字が、こころの
玄関みたいな場所で
つるつ

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時間どろぼう日記❶

時間どろぼう日記❶

読みはじめたのは、
10月の終わりごろ、で

庭へ向かう
日暮れの電車のなかで
割に、読み進んだ。

《わたし》が
オットセイというあだ名の
編集者を訪ねるべく、

北極星という名の
出版社へ行き、
自伝の原稿を渡し、

何度か通い、

騎士という名の
引き出しから出された
チョコレートを
原稿料の代わりに
手渡されるところあたりで

ぐん、と引き込まれて、
《わたし》が好きになった。

🍂

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