#5 呼吸ってすごいんです

天気が暑かったり寒かったり雨降ったり風ふいたりと不安定で、自律神経系が乱れまくりですねー。

体調も崩されてる方も多い印象です。
私も絶賛風邪に罹りました🤦🏼‍♀️ ̖́-

みなさんも自分の体をご自愛ください·͜· ♡


さて、本日は呼吸ってすごいんだよっていうお話です。
2本立ててお送りしたいと思います。



① 呼吸のすごいところ

② 理想的な呼吸の形



①呼吸のすごいところ



なにがすごいのか…

『 自律神経に直接アプローチ出来ること』


この一言につきます。

そもそもヒトの体は外界の環境や、内部の変化に臨機応変に対応して生きることを自動的にやってくれています。

この仕組みを「ホメオスターシス(恒常性維持)」と呼びます。
体温、循環・血圧、血糖値、呼吸や免疫、エネルギー代謝などの生理的機能の調整が、休むことなく生体内では行われています。

例えば、痛いと思ったら脈拍があがります、いい香りと思ったら血圧が下がります、そういった機能のことを言います。


そして、ヒトには神経が張り巡らされていて、調整を勝手にやってくれます。その調整を担っているのが、主に自律神経です。


自律神経には交換神経と副交感神経といわれるものがあります。
主に緊張やストレスを感じているときは交感神経が優位に働いて、リラックスや安らぎを感じているときは副交感神経が優位に働いています。

彼らは「今自分はどんな状態か。」ということを分泌されるホルモンで感じ取ってくれるのです。
優秀です。
しかし、常に緊張状態(ストレスフル)であると、それが自律神経だけがいつも頑張って働いてくれちゃいます。

余計なお世話です。
しかし、頑張って働いていることに慣れちゃうんですよね。
そして呼吸は浅くて早め、体温と血圧はちょっと高め、脈拍はちょっと多め、免疫は下がり気味、睡眠は浅め、胃は元気になりすぎちゃう、腸は敏感で下痢したり便秘したりといった現象が起こります。
気づいたらなっちゃうんです。
「あぁ調子悪い。」って言う時に当てはまる症状ですよね。

そんな時にはよく寝ること等と一般的に言われますが、そもそも眠りづらいのによく寝ることって難しくないかと私は思います。

そこで登場するのは呼吸です!

生理機能の中で誰でも呼吸だけは出来るんです。

自分でゆっくりにも速くにも自由自在にできます。
要は自分で緊張にも安らぎにも近づくことを可能にしている唯一の方法です。

呼吸法が浸透している理由はここにあります。


その他のホメオスターシスと比較して考えてみると…



もし脈拍を下げてくださいと言われたら…

もし血圧をあげてくださいと言われたら…

今汗をたくさんかいてくださいと言われたら…


想像してみてください。



絶対にできません。もし出来るという猛者がいらっしゃいましたら名乗り出ていただきたいです。笑 


ではそんなコントロールできる呼吸はどのような状態がいいと言われているのでしょうか。


②理想的な呼吸の形

それはずばり

「1分間に8-10回のゆったりとした呼吸を行うこと」

これに尽きます。

人間は普段浅めの呼吸をしています。
呼吸はせっかちです。

なので、意識的にゆったりとしてあげます。

3秒で息を吸って7秒で息を吐く。

深呼吸とはちょっと違います。腹式呼吸と言われています。

ポイントは

吸う呼吸より吐く呼吸を2-3倍長くすること

です。


人間は吸う時、交感神経が優位になります。ようは緊張しやすくなります。
一方で吐く時は副交感神経が優位になります。これはリラックスしやすくなるってことです。

吐く呼吸を長くすることによって副交感神経に沢山働いてもらってリラックス状態により近づくってことがメカニズムです。

またゆったりとした呼吸をすることで肺の隅々まで酸素が行き渡り、血流が良くなります。
手足まで血流が回るため、各臓器がよりよく動くようになります。
疲れ気味だった臓器もちょっとずつ元気を取り戻して元来の動きを取り戻します。

ちょっとした工夫として…

鼻で大きく吸って口をすぼめてちょっとずつ口から吐き出す

が効果的です。

イメージ図

鼻呼吸で全てやるとちょっと難しいです。
吐き出すときは口を使うことが大切です。

マスク生活の昨今ではやりやすいかもしれませんね。
1日10分でもやるだけで効果的だと言われています。

緊張すると深呼吸すると、ため息のようにハァ…😥と勢いよく吐いてしまいがちです。
実際、私もそうです。

少し意識して生活してみたり、緊張の場面に活用してみると力みがなくなるかもしれません。

一番簡単な方法を紹介してみました。
他にも呼吸法はあるので、ぜひ興味もったら調べてください!


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