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【自己紹介】〜1〜

noteを始めてはや4ヶ月。

そういえば、自己紹介を未だに書いてなかったなぁとふと思った。

いつも詩やらエッセイやら、そんな自分が生きるために必要な呼吸を繰り返すことに夢中でいて、自分のことを紹介することなどすっかり忘れてしまっていた。

なので今回は、私という人間をここにきてじっくりと語ろうと思い立った次第です。

大してろくな者ではありませぬが、コンビニで売っている酒の肴程度にごゆるりとご賞味いただければと思います。


まず、私の名前内浦穂高。

こいつはいわゆるペンネームというやつです。

半分本名半分は作品名。
すなわち、内浦は本名でなく穂高は本名です。

苗字の由来は僕の愛する静岡沼津市の内浦から。

ここは人の人情と嫋やかな漣が暖かく広がる優しい優しい海の街。

今より6年ほど前の大学卒業旅行にて、かけがえのない親友と2人で訪れて以来、僕の心に海の音をそっと浸透させてくれた思い出の場所……

ラブライブ!サンシャイン!!という作品で有名になった場所でもありますし、文学者では『巴里に死す』などで有名な芹沢光治良氏の生まれ育った故郷でもあります。

また、ラブライブ!サンシャイン!!の主人公である高海千歌の実家のモデルとなった安田屋旅館さんには、かの文豪太宰治氏が『斜陽』を執筆するにあたって泊まり込んでいたということでも有名であり、僕も同館に滞在して太宰氏にまつわる数々の品々に思いを寄せました。


優しい海と文学の街、内浦……そこから僕の姓である『内浦』はいただきました。


そして次に名前の由来ですが、こちらは長野県松本市と岐阜県高山市の境界に位置する穂高岳からとられています。


こちらは僕の両親が新婚旅行で穂高岳に登って以来「あの山の様に多くの人から愛される人になってほしい」との願いを込められてつけられた名前です。


内浦が芹沢光治良氏にゆかりがあったよう、穂高の見える上高地にもまた一人の文豪の影があります。

それこそがかの芥川龍之介氏であり、彼の代表作の一つである『河童』はここ上高地の河童橋が舞台なのです。


僕も物心つく前から何度も上高地、穂高岳には連れられたもので、あの雄大な景色と気品の漂う静謐な空気の中で幾度となく美的体験をさせていただいたものです。


どちらも大自然の恵みにまつわる誇り高き名前でありますが、僕にとってはどちらも親しみやすく、純朴なようにも感じられます。

ですのでどうか、僕の文章と関わってくださる皆様方も、垢抜けていない田舎の少年を見守るようなお気持ちで僕のことを認識していただけたら幸いです。



さて、名前の紹介が済んだところでお次は生まれと育ちです。

わたくし生まれは東京、育ちは群馬……といえども東京というのは本当に「生まれだけ」です。

東京の女子医大にて生を授かり、ほどなくしてからずぅっと群馬ですので、僕の記憶には生まれてこの方群馬で育った記憶しかありません。

しかし、未だに群馬に住んでるこの身群馬のことは記憶に根付いてます。

義理と人情と空っ風。

見渡す限りは畑のみ。

ふらんすへ行きたしと思へども 
ふらんすはあまりに遠し 

フランスどころか都会も遠く、あっても場末の安酒場。

生まれてこの方人には馴染めず相も変わらずに1人酒。

そんな人間が私です。

草津温泉や伊香保温泉、万座に四万に藪塚温泉。

温泉好きな私には、車があれば天国だ。


さて、そんな群馬は音楽と文学の街でもあります。

音楽においては群馬交響楽団さんや布袋寅泰氏、ラッパーでいえばNAIKA MC氏など、数々のミュージシャンを輩出しており、文学においては口語自由詩の父である萩原朔太郎氏や自然主義の父である誇る文豪田山花袋氏などを生み出している他、桐生市は『堕落論』で戦後の一世を風靡した坂口安吾氏が最期の時を過ごした地でもあります。


ヴァイタリティー溢れる草津の出湯のように、多くの芸術家を生み出してきた我が群馬。


偉大なる大自然の内浦と穂高からいただいたこの名と、芸術の火山地帯であるこの群馬が育てた僕という人間がこれからどのような生き様を見せるのか、どうぞみなさま乞うご期待ください。



それでは今回はこの辺で、次回は僕という人間を深掘りたいと思います。

それではまた!



【追記】
僕のプロフィールの方から、悲しみや潤いの果てに生み出された詩やエッセイたちに会うことができます。

よろしければぜひ彼ら彼女らのことも見てやっていただけたら幸いです。

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