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里帰りインド旅行記2023                 ムンバイ激変2

ムンバイ激変1は下記からどうぞ。

25年ぶりに訪れたムンバイは、激変していました。

空港も大きく立派に建て替えられていて、
昔の薄暗く、かび臭い雰囲気は一掃されていました。

空港から街の中心地へ向かう道路は
快適な広い道で繋がって、
「ここはインドなの?」と目を疑ったほどです。

そしてもっと驚いたのは、
街なかのゴミはほとんどなくなり、
貧しい人々のバラックも見当たらず、
路上に寝ている人もいませんでした。

中心街へのオートリキシャの乗り入れが規制されたそうで、
車線を無視して隙間を縫うように走るゴーカートばりの運転も
少し落ち着いたように感じました。

インド門やタージマハルホテルは
全く25年前と変わらない佇まいですが、
そこに集っている人々の雰囲気が違っていました。


今も昔と変わらないタージマハルホテル2023


25年前

真珠の首飾りに例えられる海岸線があります。
以前は、
「これでも観光名所?」と言いたくなるくらい
ゴミが目立ち、海も汚れていて
わざわざ行きたいと思ったことは一度もありませんでした。

今回、その海岸線を眺めて、初めて、
美しい、気持ちがいい、と感じられたのです。

この感覚は、ムンバイが本当にきれになったからなのか、
私にそう感じる余裕ができたのか、
それとも、その両方なのでしょうか。


美しいカーブを描く海岸線2023 人気のデートスポットだそう!

当時暮らしていたエリアにも行きました。

住んでいたフラットに立ち寄りました。
以前よりもさらにセキュリティが厳しくなっていて、
再三頼んでも、敷地内には入れてもらえませんでした。

外側からかつて暮らした部屋のバルコニーを眺め
数枚写真を撮る許可をもらうのが精一杯でした。

建物の塗装の色が少し昔と違っていましたが
雰囲気はそのままで、
タイムスリップしたような、不思議な感覚になりました。

確かに我が家はここにあった・・・

当時の自分自身の姿、幼い息子の姿を
この風景の中に見ました。

街の喧騒に疲れ果てている時でも
この建物に入ると少し落ち着いたものでした。

お世辞にも、
きれいとか、豪華とか、おしゃれとか、
そんなものの欠片もないアパートメントでしたが、
我が家は特別でした。

駐在当時、まだ影も形もなかった次男と共に
こうして25年ぶりに戻ってこられたこと
半ば奇跡にも思えた瞬間でした。

*次に続きます。
ぜひ次の記事もよろしくお願いいたします。

半円形のバルコニーが特徴のフラット 2023


夕日に染まるバルコニーで 25年前

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