結婚は　もちろん　出産も経験がない私が投稿する。
昨今、ある産婦人科での10代の女性（下記より仮名「心さん」とする）の出産に対する話題があった。
出生届に名を残すか　残さないか。

心さんへ　周りの人々が話をし説得しても、名を残さないと。

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先の投稿にあるように、私は真面目・・・度が過ぎるほど真面目な10代だった。

心さんの現状を詳しく知らない。
しかし・・・幾つかわかっていることがある。
その一つが・・・

※　私が10代だったら、
　　心さんと同じ立場だったら同じく名は残したくない。
　　今の「大人になった」私なら　残しただろう。
　　
どんな環境で子供ができたのかにもよるかもしれない。
刑事事件級のことで授かったのなら空白がいい。
しかし、それ以外なら空白は検討する必要がある。

その理由は、

今の年齢で判断させること自体に　無理がある。
どんな精神状態であっても判断は難しい。残酷である。

10代の真面目な私なら、周りの目を気にして大変なものだったにちがいない。
いえ・・・この10代という多感な時期に、周りの目を気にしない子など少ないかもしれない。
特に、女の子は繊細である。
お洒落や異性や・・・とにかく　親をはじめとする大人たちだけに留まらず、様々な視線に神経を尖らせる年頃である。
（詩にも　例えでガラスの10代とある）
どんなに期間を置こうが・・・今の年頃での判断は無理である。

私が「心さん」を思い　心配していることは・・・

※　大人になり　世の中に出て・・・愛する人と出会い　結婚し・・・
　　新たな命を授かった時・・・

　　第一子を思わないことはないはずだということ。
　　今回のお子さんは、第一子である。
　　出産したら　どんな子も我が子は可愛い。
　　しかし、第一子であり　手放すとなると別である。
　　（当たり前だが、初めての子・第一子への親の思い=緊張感・意気込み
　　　は違う♪　）

どんな形であれ、命を世に出したことに変わりはない。
新しい生命を授かった時、大人になった自分の器が出来あがたとき、
第一子への愛情がゼロであるだろうか？
会えないけれど、名を残すくらいのことをしておけばよかったと後悔しないだろうか。

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過去のTV番組で、親子の再会番組があった。
親子の背景も様々。
生活が厳しく見知らぬ人の家の玄関先に、我が子を残し去ってしまった人。
子供に戻るからと言って、そのまま家に帰らず離婚した人。
どんな人も、残してきた我が子を新たな家庭で思わないことはなかったと。
番組内で・・・
親・子関係なく、行く末を案じている姿。
会えなくても　手紙だけを残す人もいた。
会えない事情を知り　がっかりしつつも、ちゃんと自分のことを忘れずにいることを知り、喜んで帰る方もいた。
必ずしも　名を残したら「会う」「会える」とは限らない。
お互いが、事情を知ると相手を思いやる気持ちから対処できる。
これが見えない親子の「糸＝絆＝思いやり・やさしさ」であり、愛情である。
誰にも切れないし、切ってはならない。

今の「心さん」に、今後　起きるであろう自身の成長の中にある　心境変化を先に学ばせようとするほうが、残酷である。

ある程度　空白（事情を明記する）にして、20代半ばから以降に判断させる・その期日を決めて連絡がなければ、空白にするという選択肢も与えてほしいと思っている。
(予期せぬ10代の出産には、そんな特例もあってほしいと思っている。）

女性は、母になる。
今後　出産がないとは言えない。
大人になり、本格的な愛を知り　結婚出産した時の

※　命を授かったことの喜びを　本当の良さを知った時の
　　大後悔ほど悲しいことはない。
　　新たに授かった命を育てるたびに、成長を見るたびに・・・
　　第一子を思わないことなどないだろう。
　　
10代の心さんに「今」「その世代」で判断させること自体が間違いではないかと　私は思っている。

親御さんや周りの方々も、様々な思いだろう。
しかし　誰かの目ではなく、我が子の将来の後悔を案じることも必要ではないかと思ってます。