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OODAループが近年、注目されている理由!

こんにちは、予算管理に特化した税理士&コンサルタントのT.Hiroです。

前回記事で事業再構築補助金やものづくり補助金、PDCAサイクルについての情報についてお伝えしましたが、今回はOODAループが近年注目されている理由についてお伝えしたいと思います!

(前回記事もご参照ください!)




1.PDCAとOODAは使い分けが理想


今回はOODAループについてお伝えしたいと思います!

OODAループとは、アメリカの軍事戦略家であるジョン・ボイド氏が発明した、先の読めない状況で成果を出すための意思決定方法です。

OODAループは、PDCAサイクルと同じように4つのステップに分かれています。そのステップとは、「観察(Observe)」「仮説構築(Orient)」「意思決定(Decide)」「実行(Act)」の4つです。「OODA」は、この4つのステップのイニシャルを取って名付けられています。

似た概念であるOODAについては、PDCAよりスピード感に勝ることが違いです。

まず、本来PDCAとOODAは優劣の比較をするべきではなく、常にどちらかをメインに使う必要もありません。

それぞれの特徴を理解して、どんな場面でどう使うのが良いかを知るのが重要といえます。

実際、スタートアップ企業・事業ではOODAを採用するのがベターな一方、トヨタやソフトバンク、リクルートはPDCAも使って成果を出し続けているのが現実です。

そのため、ビジネスツールの利用自体が目的になるのではなく、そのツールを使っていかに効率よく事業を運営していくか、という視点で適切な方法を選択していきましょう!


2.テクノロジーの進歩による環境変化の激化


OODAループが注目されている理由の1つは、ビジネス環境の大きな変化によるものがあります!

今や当たり前に聞かれることですが、近年のテクノロジーの進歩によって、変化が激しくなっているビジネス環境の変化があげられます!

例えば、記憶に新しい出来事として、スマホ決済市場の競争激化があります。


2019年の前半は、「乱立するQR決済サービスは、どこが勝者となるのか?」などの論争が話題となる機会もありましたが、

現在は、後発ながらも急速に台頭してきた「PayPay」など、ここ1年足らずで勝者ははっきりしてきています!

逆に、楽天Payなどはあまり見ませんよね・・・。


このようにビジネス環境が刻一刻と変わるなかでは、

緻密な計画を立てるよりも状況を見て素早く判断することが、生き残る鍵を握るといえます。

そんな環境下でこそ、OODAループのスピード感が役立つといえます!

なので、注目が高まっているといえますね。



3.AIやSNSの急速な発達


別の理由が、AIやSNSの急速な発達です。

これからは、すでにある情報をもとにした計画は人間がやらずともAIに任せれば良い時代となります。

ただし、AIを利用できる範囲はあくまでも無数の過去データが存在する部分のみとなります。

すなわち、新しい領域では、AIではなく市場や現場の動きを常に観察している人が、OODAループを高速で回していくことが大切になっていくと考えられます!

これからの企業は迅速な状況判断が行動までのスピード感がより求められる時代に突入したと言えるでしょう!

さらに、これまではマーケティングなど、一部の部署でしか顧客情報を収集することができませんでしたが、

現在はSNSによって誰でもリアルタイムで顧客の声が収集しやすくなったといえます!

こういったSNSの発達によって市場の情報に触れる機会が多くなることは、OODAループを高速で回すことを促してくれるのではないでしょうか。



最後までお読みいただきありがとうございました!

次回は、OODAループの実践的活用方法についてお伝えしたいと思います!

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