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【徹底比較】仕事は「お金のため?」「生きがいのため?」私の選択は・・

仕事で「お金」も「生きがい」も次々と実現していく若者をネット上で見つけると、羨ましく思います。
ただし、彼らは比較的若い時期に方向転換している特徴があります。

私の場合、会社員生活が長く、40代に差し掛かった頃には、方向転換は困難な状況でした。
家族を支える責任と、子供の教育費を含めた給料の支払い先が決まっており、身動きが取れません。
ボーナスも通帳に記入されるだけで、翌日には消えてしまうことも・・・。


お金のために働く

お金のために働く

私が勤めていた会社では、30代後半から将来の幹部候補を探しはじめます。
40代で課長、50代で部長に昇格するのが一般的なキャリアパスでした。
私もこの道を歩みますが、情熱や夢を追うためでなく「お金のため」にキャリアパスを選んだのです。

一般社員として退職を迎えるのと、部長クラスで退職を迎えるのでは、天と地ほど違います。
給与だけでなく、退職金、退職年金、厚生年金でも大きな差が生じます。
私は後者を選びます。それは、退職後の生活資金や投資資金を得るための決断でした。

又、単なる社畜として働くのではなく、以下のアプローチを心に留めていました。

「投資は時間分散が必要なので、社畜で頑張っている間を利用しよう!」と考えます。毎日の勤務がただの労働ではなく、将来への蓄えの一部となることを意味します。

もう一つは「退職後はお金のためではなく、生きがいのために働こう!」という目標です。私が望む退職後の生活像を描き、仕事に対する新たな目的を見いだすことを意味します。

この考えが私の心に安らぎと期待をもたらし、社畜が単なる収入源ではなく、将来の自由と幸福へのステップとして捉えられました

社畜で犠牲にしたもの

社畜で犠牲にしたもの

「お金のため」に選んだキャリアパスは順調に進みますが、その裏には大きな犠牲もありました。朝早くから夜遅くまで会社にいることが日常となり、妻と子供と過ごすはずだった貴重な時間は次第に減少していきます。

趣味や自分の興味を追求する時間も奪われ、仕事のプレッシャーは精神的なストレスとなり、不安な夢にうなされる夜も増えていきました。
それでも、私は仕事のペースを緩めませんでした。
経済的な安定や社会的な地位を手に入れ、家族によい生活を提供できていると自分自身を納得させていたからです。

この生活が一変したのは、3人目の娘が大学を卒業したときでした。長年、学費や将来のためにお金を貯め続けてきましたが、その日を境にその必要はなくなりました。子供たちは自分の道を歩きはじめ、私の役割はほぼ終わりを迎えていました。

家計は一気に楽になりますが、その現実がかえって私を深い虚無感に陥れました。それは、子供たちが独り立ちする喜びと、親としての役割を終えた寂しさが混ざり合った複雑な感情でした。

そして、私自身も新しい生活をはじめるときが来た! と早期退職を申し出て第二の人生を再設計します。

ようやく生きがいのために働く

ようやく生きがいのために働く

そして58歳のとき、長年続けたサラリーマン生活に終止符を打ち、早期退職を選びました。
多くの犠牲が伴いましたが、ようやく自分の生きがいのためだけに働ける時間を、金銭と引き換えに手に入れたのです。

ブログを開始するも最初の二年間は苦難の連続でした。月々の収入はたった5桁でしたが自分の力で稼ぐ喜びと苦悩を深く味わいました。今はこの経験を糧にさらに多くの収入源を築き上げることに情熱を注いでいます。

新たな挑戦に対する熱意に満ち溢れており、妻と過ごせる時間もようやく取り戻せています。

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