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スタバのTOKYOローストについて思うこと

午前7時過ぎのスターバックスは空いていて快適だ。

「本日の豆はTOKYOローストでございます」

店員の女の子は素敵な笑顔でそう言ってコーヒーを出してくれた。

この笑顔だけでも早起きした甲斐があるかもしれん、という位チャーミングだった。

「TOKYOロースト」

スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京でロースターが心をこめて焙煎したコーヒー

なめらかで深みのあるスマトラ産コーヒーにラテンアメリカ産コーヒーをブレンド。シナモンや、タラゴンを思わせるハーブの風味をもつ、まろやかで心温まるコーヒーです。

スターバックス公式HPより

「まろやかで心温まるコーヒー」というフレーズが良い。

「TOKYO」とネーミングするだけで都会的で活気のある雰囲気や、日本の経済的な中心地としての地位や、繁華街や交差点の混雑した景観や、国際都市としての多様性を連想するのだろう。

しかし同時に僕は違和感を感じた。

その違和感は僕の頭の中に、すっと入り込んだ。

やがて、もやもやと灰色の雲のように大きくなり僕の思考を支配した。

そして、それはこう叫んでいた。

「なんで、OSAKAローストはないねん!!!」


大阪生まれ大阪育ちと僕としてはぜひ「OSAKAロースト」を作って欲しいとスターバックスにお願いしたい。

こんな紹介文はいかがだろうか?

「大阪らしさ全開!笑いと愛情が詰まったOSAKAロースト。心も体もポカポカになる、大阪のユーモアを味わってみて!」

「"笑顔とコーヒーが溢れる!大阪のおもしろさが詰まったOSAKAロースト。一杯で大笑い、一日が明るくなるよ!」

「"大阪から届く、笑いあり、愛情たっぷりのOSAKAロースト。一杯飲んだら、自然と笑顔になること間違いなし!」

あかん、いかにも吉本的だし、いけない薬や危ない成分が入っていてハイになりそうな印象を抱く可能性がある・・・。

あるいは「OSAKAロースト」なる響きから人々は、コテコテのたこ焼きソースや串カツ味などを連想してしまうかもしれない。所詮はコナモン文化の街だ。

やはり「TOKYO」というネームをつけるだけでオシャレな印象になるのだろうか?やはり「OSAKA」はお笑いのイメージなのだろうか?

ブランディングって難しいけど面白いな・・・と感じた朝だった。



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