”トラウマに光があたる時
心から闇が消えて、真実が浮かび上がる”

（by わたし）

長年引きずっているトラウマ
ってあったりしません？

“根に持つタイプ” って言われたくないから
普段は出てこないように
奥底に閉じ込めているけど

確実にそこに存在していて
いまだに "心のトゲ” になってるやつ

私はあります。
しかも、12年ものの古いやつ！
（「ヴィンテージもの」っていうの？）

先日、自分の「お産」を
振り返る機会に恵まれ、
心のトゲを抜いていただきました。

そう、私の「ヴィンテージもの」は
12年近く前のお産にあります。

「オレ、男やし」
「まだ出産経験ないけど。。」

って人も、まあまあ。

私は今回、「お産」をテーマに
トラウマに光を当てましたが
抜けきれていないトゲなら
なんでもいいんですよ。

今からでも
いや、
今だからこそ

落ち着いた目で見ることができて
新しい真実が浮かび上がってくるかも。

リフレーミングってやつです。

自分の視点にロックされている可能性

今回、
「お産との関わり方で人生が豊かに変化する」ことを
伝えられている助産師の益倉美木さんの
お話し会に参加しました。

12年前の事実はこうです。
（かなり、はしょってますが...）

私の希望で助産院で出産
　　　　↓
床で四つん這いの姿勢で陣痛に堪える私
　　　　↓
掴むものが欲しくて夫の両足を掴む
　　　　↓
ふと見上げると夫が無表情
「冷たさ」を感じて実母の足に掴み変える
　　　　↓
赤子、無事に生まれる
　　　　↓
母は感動で泣いている
夫は私に声もかけず義父に電話で報告

はしょりすぎて
これの何がトラウマなのか
伝わってないでしょうが、

要は

「出産中に励ましたり
産んだ後、ねぎらいの言葉もなく
自分の父親に電話をかける方が先なのか？」

と、
出産中から産後にいたるまで
ずーっとイライラと絶句の状態に
いたんです、私。
（産むことだけに集中させてくれよー）

出産なんて
なり振り構わずに野生化する女性の
「最大のさらけ出しタイム」なので
そこで残る心の傷跡って結構大きいんですよ。

もう、私は何も、自分の内面を
この人にさらけ出さないようにしよう
って心に誓うぐらい。

「なんで、言葉すらかけてくれなかったの？」
「なんで、冷たい顔をしてたの？」
「なんで、目の前の私を放っておいて
　先に電話したの？」

って、直接聞けば良かったけれど
もう出産という興奮の中、
（↑神経がいきり立ってる）

怒りとショックが大きくて
聞けなかったんだなあ。

その後も、
目の前の育児に追われて
かれこれ12年。

その間ずっと
自分の思い込んだ真実をもとに
トラウマを背負い続けてました。

違う真実があるとは
これっぽっちも考えることなく。

トラウマが癒される瞬間に必ずあらわれる光

12年近く経っているのに
話し始めるとあの時の感情が蘇ってくる。

そんな私の拙い説明を聴きながら
助産師の美木さんは
私の気持ちに寄り添いつつも

助産師としての
豊富な知識や経験を交えつつ
あの時の光景を違った角度から
見させてくれました。

・　男の人は出産がどう進んでいくのか知識がない
・　今、出産のどこの段階なのかもわからない
・　血を見たり、辛そうな妻を見て固まってしまう
　　（仮に失神しても母子優先だから面倒見てもらえない）
・　実母と私と助産師さんで既に一体感ができているところに駆けつけたので溶け込めなかったのかも
・　他に手が回る人がいない「義両親への連絡」（あちらも今か今かと心配している）をやってくれた

など、

あてはまるかどうかは
本人に確かめなければわからないけれど
「相手の角度からも同じシーンを見る」
ことができました。

自分の思い込みから作り上げたのは
実は真実ではないのかも！？

相手目線で見るからこそ
浮かび上がる新しい真実。

同じシーンを違う角度から見ると
必ず、柔らかい光を浴びながら
頭の中でリプレイされるから不思議。

癒されたんだな、きっと。

「違う角度から見る」は

いろんなところで
私がいつも発信していることなのに
自分のこととなると盲目になるんだよね。

だからこそ、

こうやって誰かに話せる機会や
話せる人がいるってほんと大事。

他の参加者も
「不安と疑いが残る出産だったけど
実は、見守られて安心な場だったんだ」

とリフレーミングに成功されて
いらっしゃる方もいました。

美木さんは今、
新生児訪問などをされていて
今後もこのような会を催される予定です。

話せる人がいるという安心感。

そして、デリケートな内容を
プロの知識と目線で
温かく包み込んでくださるので

お産の振り返りをしたい方も
これから出産される方も
救われる方が多いと思いますよ。

にしても、

ロックされた自分の視点を外すこと
相手の角度からも同じシーンを見ること

大事だよねー