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1月5日(木):「恐れのない組織 『心理的安全性』が学習・イノベーション・成長をもたらす」①

既に通常モードの仕事や各クラブの営業も始まっていますが、もう少しばかり書籍の紹介を続けます。

今回ピックアップするのは「恐れのない組織 『心理的安全性』が学習・イノベーション・成長をもたらす」です。

昨日までは書籍「対話型マネジャー」を取り上げていましたが、上司と部下スタッフ間での「1on1」を適切に機能させるには、その土台に心理的安全性が確保されている必要があると思っています。

そんな心理的安全性を組織内でどのように作り、担保していくのか、といった意味合いでの選書です。

本書では心理的安全性を「対人関係のリスクに悩まされることなく、みんなが気兼ねなく意見を述べることができ、自分らしくいられる文化」と明示しています。

そのうえで組織に心理的安全性があることで得られる効用としては次のような点が挙げられていました。

・対話の量が増えて積極的なアイデアや行動が増える

・人間関係への影響を懸念せずに指摘し合える、ミスも迅速に報告して修正できる

・保身ではなく共通の目標を達成することに集中できる

・チームの学習行動が促進され、パフォーマンスも向上する

そして書籍内では心理的安全性が不可欠になっている要因として、現在のような知識労働主体になっている現状では組織内での知識の共有をしたいと思えるかどうか、また今日ではチームで協働する時間が増えていることも挙げられていました。

組織として入口の部分で優秀な人材を雇用するのはもちろん大事な観点ですが、個人や集団の能力を引き出して最大化していくには心理的に安全なカルチャーを築いているかが大きく左右すると言えますね。

詳細についてはまた明日に続けようと思います。

「恐れのない組織 『心理的安全性』が学習・イノベーション・成長をもたらす」
エイミー・C・エドモンドソン 著
英治出版


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