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5月3日(金):つながりは「場を企画して、誘ってみること」から始まる

昨日は自社が運営するスクール制小型フィットネスクラブでのイベント運営やコミュニティに端を発して、日経ビジネスの最新号「時事深層」のコーナーでの孤独・孤立に関する記事のことを取り上げました。

記事で触れていたのは米国で孤独の深刻度が増している状況でしたが、こうした流れは米国だけに限らず、WHO(世界保健機関)でも孤独・孤立の解決に向けて「社会的なつながり」を促進するための委員会を発足させているように、先進諸国における社会的な課題になっています。

日本でも4月1日に孤独・孤立対策推進法が施行され、「人と人との『つながり』が生まれる社会を目指す」旨が掲げられているように、私たちにとっても身の回りにある社会的な課題です。

昨日も記したように社会に広がる孤独・孤立はいずれもローカルに散らばっている問題で、かつ個々人の内面に抱えている不安や痛みであるから、何かひとつのアクションで簡単に解消できるものではありません。

そして自治体の行政だけに任せて何とかなるものでもないので、まずは自分たちにできる小さなアクションを起こすことから始めていくことが肝要だと思っています。

前述した日経ビジネスの記事では米国で人とのつながりを生むイベントを定期的に開催している方のコメントが出ていましたが、そこで示唆していたのは次のような内容です。

・孤独を感じている自分を認めることから始めるべき
・自身の社会における帰属意識ついて改めて考えたり、見直したりするのも一案
・具体的にできる行動として「誰かから声がかかるのを待たない」
・勇気を出して自ら誘ってみる
・その結果で一喜一憂しない
・誰かが来てくれてすてきな時間を過ごせたら、それだけで素晴らしいと思う心持ちを大切にする

個人にとっては自分の内面と向き合っていくことがスタートになりますが、私たちはスクール制の小型フィットネスクラブを運営する民間の事業者なので、健康を基軸にした会員制のクラブとしてそれに付随するコミュニティを育てていき、その輪を少しずつ広げていくのが当面の流れです。

そのなかでポイントになるのは前述した示唆における具体的にできる行動で挙げられている「誰かから声がかかるのを待たない」&「勇気を出して自ら誘ってみる」ことです。

つまり私たちにとっては「自ら場を企画すること」と、「それに対してお客様(会員様)をお誘いしていくこと」がこれに当たります。

もしかしたら最初は数人しか集まらない、なんてケースもあるでしょうが、必要以上に一喜一憂しないことも大事ですね。

一昨日に記したように、続けていくことで場が育っていく面もあるからです。

「誰かが来てくれてすてきな時間を過ごせたら、それだけで素晴らしい」との気持ちを大切にして、自分たちも楽しみながら意義との両立を図っていければ良いと思っています。

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