宮崎といえば地鶏も有名だ。20年以上前から、宮崎県内のあらゆる店舗の【もも焼き】を食べ尽くした。

宮崎は焼鳥より、もも焼きが圧倒的に消費されている。

その中で一番は、【もも焼き たなか】だ。カットの大きさ、燻し方、塩当ての塩梅が絶妙だ。いつ食べても安定の味で、飽きない美味しさだ。

昭和のスタイルで、流行りの店にない独特の雰囲気と味わいがなんとも言えない。

有名な所で、言えば元祖のまる万、やまぢ、軍鶏など、店舗によって肉質、カット、火入れ、燻し方、味付けまで千差万別だ。

居酒屋さんでは定番メニューで、宮崎にもも焼きはの無い居酒屋を探すのが困難な位だ。


炭火で炙った地鶏は真っ黒で写真映えしない、むしろ期待するな。旨味たっぷりでハマると癖になる。

地鶏独特の歯ごたえがあり、柚子胡椒をつけていただくと最高だ。

“たなか”は、付け合わせのきゅうりをたっぷりつけてくれる。

しかも、このみずみずしいきゅうりの塩当ても絶妙なんばなのだ。地鶏と交互にエンドレスに食べれる。

この食文化も、他県にはないスタイルだ。このソウルフードの王道文化が、続いてほしいと思う。