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20陣営の応援に入った市民派市議が見た、統一地方選挙2023

こんにちは、ジェンダーギャップ是正を目指して政治の世界に飛び込んだ、鎌倉アップデートチャレンジのマコちゃん!こと鎌倉市議会議員の藤本あさこです👐(長い
今回の統一地方選挙2023後半の市区町村選挙において、合計20陣営の応援に入りました。
また、自分が発起人として立ち上げた「こそだて選挙ハック」の取り組みや、サポートした「fiftys project」を通して全国各地の選挙をウォッチしており、偉そうな批評はしませんが、感想をちょっと書きます🖊
今回の選挙が気になってた方は読んでみて👀

「統一地方選2023」を振り返る、注目すべき点は?女性や若者が躍進ってホント?

ついに「女性のほうが多い議会」が誕生🎊

今回の選挙でついに議会内の男女比で女性が男性を越える議会が誕生しました❕
これまでに女性議員が50%、という議会はありました(神奈川県二宮町議会など。現在は男性多数となっている)が、それを超えるのは全国で史上初かと思われます!
今回の選挙で女性議員比率50%以上を達成したのは9自治体とのこと☟☟

なお本文中にある宝塚市の施策については詳報がありました☟☟
やはり首長に女性がたつことは住民をエンパワメントするのかもしれませんね。特に、次の世代の女性たちが「私たちもできるのかも」と思えることに繋がると考えられます。

なお、私の所属する鎌倉市議会では女性は34%強であります。これは、これまでは「けっこう高いね」「そこそこいるんだね」という評価を受けてきましたが、そのたびに私は「いえいえまだ少ないですよね、だって女性の人口は50%を越えているんですよ?」という話をしていました。
しかし!!今日からは!!!
女性議員が53%の議会もあるとなると、途端に35%が低く見えてきますよね?不思議と🤣
そうなんです、35%は低いのです、それと同時に「女性管理職比率30%目標」というのも低いのでは、と感じられると思います。
このあたり引き続き市長部局とじっくりお話していきます👏

全国最年少市長が爆誕!!

日本の古かった政治が変わってきている、まずやっぱり一番のニュースは芦屋市長の高嶋りょうすけさんですよねぇ

実は選挙活動中に知人に、「芦屋に応援は行かないんですか?」と聞かれてましたw その時既に木曜日だったんですよね(´;ω;`)
高嶋さん当選にあたり、まちの声はこんな感じ。ご本人もTwitterにて「これは期待の票」とおっしゃってましたが、社会は若い世代に期待していることが可視化された結果にも。

「経験面で少し不安もありますが、既成概念にとらわれずに自分の実行力を信じてやってほしい」
「若さがいいと思います。失敗してもいいから、いろいろおもしろいことをしてほしい」

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230424/k10014047281000.html

かっこe・・・

トップ当選する女性や新人若い人が続出!!

その他にも若い候補者が増えた、当選した、しかもトップで!!みたいなロイヤルストレートフラッシュみないたことがたくさん起きた今回~~!!

みなさんご存じ、選挙戦の2日目に出産した佐藤ことさん。これまでの史上最多得票を2,000票ほど上回る得票でダントツトップ当選でついに議員に!!(ことさんはこれまで都議選2回挑戦していて、既に議員であると良く勘違いされていました・・・😊そしてことさんは出産しなくてもトップ当選だったとは思います・・・🤣)

神奈川県内ですと、葉山町で20代議員が爆誕。野菜と一緒に写ったポスターが印象的だった三浦だいきさん。今調べたらTwitterフォロワー数が5万人という!?モンスター級若者新人が到来です👀
そしてこの選挙を経て葉山町議会では、彼の次に若い議員は50歳となります。30.40代が丸っと抜けている・・葉山町の今後に期待🥺✨

鹿児島県大崎町という、リサイクル率全国一位の町でも初の女性議員が爆誕、それも2年前に移住してきたばかりの(鎌倉から行きました!)20代女性、藤田かすみさんがトップ当選です。これはもう、ほんとうに今の時代、政治に停滞感を感じていた市民の想いの受け皿になったと強く感じます。
ちなみにかすみんは公共のハートを持ったヤングクレバーウーマンなので、このような層の方が政治に取り組んでくれることが日本の未来のためにはめちゃくちゃ必要です‼️(現在だと、優秀女性はビジネスシーンで成功できるので、政治をやるメリットがない、と評価されがちな傾向にあるのでマジで吉報😭夜明け😭)

なお、このように新人議員がたくさん受かっているイメージがありますが、2期3期目・・の若い世代の議員さんもしっかりと当選しています。
体感として、この世代の議員さんはしっかりと「仕事をしている」んですよね、支援者だけということもなく広く声を聞く傾向にあると思います。なので、それらの4年間しっかり動いてきた仕事を評価されて上位当選していると感じました。(多くの方は得票を伸ばしていると感じました)
市民はしっかり見ていて、それが反映されているなと思える選挙でした。

一方で選挙活動はまだまだフェアじゃない、しっかり是正していこう

女性議員や子育て議員、若い世代の議員が増えたことで、選挙がどんどんフェアになっているとか、議会が多様化してきた、と感じているかもしれません。
今回の選挙で女性議員や若い議員が増えたことは結果であり、まだまだ依然としてアンフェアな土台の中で、歯を食いしばってチャレンジしてくれた方々が当選しています。

また、こそだて選挙ハックでも取り組んできた部分ですが、子連れでの選挙活動についても引き続き、ケア労働に従事している女性側の選挙活動は制限が多いです。ここもしっかり是正していきたいです。

※鎌倉市においては、「政治活動・選挙活動」が保育園・学童の入所要件になるという明快な答弁を引き出すことができました!本件については国会で岸田総理からも地方自治体で前向きに対応するような答弁をいただくことができました👏✨

選挙改革、次は議会改革!

この躍進の一方で、議会を去る女性議員もいる

みなさまの記憶にも残っているかと思います、乳児を抱いて本会議場に入ってくれた熊本市の女性議員のことです。
日本に大きな問題提起をしてくれた彼女は、今回議会を去ってしまったようです。

このように、社会を良い方向に変えていくために身体を張ってくれる女性がいます。今回の統一地方選挙に立候補してくださったみなさまもその一人だと思います。
ここで私が言いたいのは、立ち上がった人を1人にしないこと。
おかしいと思うことを声に出すときに立ち上がること、これはとても勇気がいることで孤独な行為です。
社会は1人ではつくることができないし、変えることもできない。
同じ思いを持つ人たちで連帯し、互いをしっかりと支え合っていく必要があります。
今回、議会に入った女性議員が一人で頑張りすぎず、その連帯の中で議員活動をしていける環境を作っていきたいですね。

議会改革をしないと女性議員は増えても減ってしまう

特に子育てしていたり介護などケアに従事している方が議会に入ってくると一番最初に当たる壁が「議会の終了時刻」です。
これはまだ多くの議会で終了時刻が会則で定まっていなかったり、発言の上限時間もなかったりしますが、その場合は審議が深夜まで及ぶこともあります。
せっかく身体をはって選挙に当選して晴れて議員になっても、議会の拘束時間が長すぎて家庭やプライベートの時間がとれなくなってしまっては、議員活動の継続が難しくなってしまいます
特に、保育園や学童への送迎時間がある方には議員の任期が始まったらすぐに考えたい問題でもあります。

議会を変える当事者議員が必要

ちなみに鎌倉市は、一般質問と常任・特別委員会の終了時刻は18時を目途とする、という議会規則の改正を数年前にしており、私が入ったときには既にこどものお迎えができる!というホワイトな職場でありました!!
これも、鎌倉市で初めて任期中に出産を経験された久坂くにえ大先輩が、その時に経験をしっかりと議会規則の改正に繋げてくれたからでございます。当事者が入ることが大事、さらにその当事者がしっかりの声をあげて議会を変えていくことが本当に大事・・・と感じています。

議員は4年間しっかり変革の権限を持たせてもらえる尊い仕事です!!
今回ご当選されたみなさま、一緒に楽しんでやっていきましょう✨

一緒にこれやりたい、とか、鎌倉市のこれについて教えて、とかとりあえず話がしたい、などなんでもお気軽にご連絡ください😊


本文はここまでです👏全文無料で読めるのですが、以下が有料部分というのは投げ銭のためです🥳
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働けば働くほどお金が減っていく職業でもありまして🤪、いいね!と思ってくださるみなさまと駆け抜けられたらと思います!

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