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子どもができる前に転職したら楽だった

子育てがハード過ぎて今の働き方はできない
子育てと仕事で疲労困憊し、転職や退職を余儀なくされた

という話をたくさん聞きます

壁にぶちあたり、このままではいけない!と
試行錯誤して自分のキャリアを切り開く方もたくさんいます

でも

子供を育てながらゼロからスキルをつけたり
仕事を探すのは楽ではありません


私の場合、順序が逆で

子どもができる前に
理想の働き方を求めて転職したら
双子出産あとがとても楽だったのです

☑パートナーはいないけれど将来子どもが欲しいかも
☑これから子供が欲しいカップル
☑今の働き方に違和感を感じている人

そんな人はぜひ



1.初めての就職から転職までの経緯

大学院を卒業後
私は新卒で国際協力の仕事につきました

途上国の政策や国の未来につながる事業という
ビックリするほどのスケールの大きい仕事を担当

途上国政府高官や企業などの役員と交渉したり
日本の外務省や厚生労働省、企業の方と
途上国の人々とのハブになって事業を進めていました
(20代で英語がまともに喋れない私が
どうやって仕事をしていたのかはいまだに謎…)

数年間の勤務で20か国以上の海外出張
1~2か月に1回は出張、期間は1~2週間くらい
土日を移動に充てることがほとんど


この出張生活、いつまで続けるんだろうか?


仕事に慣れてきて
いわゆる中堅というカテゴリーに片足を突っ込み始めたころ
ふと疑問が頭に浮かんだのです


当時(コロナ前)週1で在宅勤務が認められていたけれど
9~17時でオフィス通勤が原則

どこにいくにも平日の方が空いているのに
自由に出かけられない
周りの知人は、平日でも自由に移動して
人に会ったり、出かけたりしている

私は、このままでいいんだろうか?


ある日の夜
仕事を終えて外に出て、散りはじめた満開の桜を見たとき

今年も温かな日差しの下で、桜を楽しめなかった
私の人生で桜ってあと何回みられるんだろうか?

そんな気持ちになり
「これではいけない、人生を変えなければ」
と心に決め、翌週には辞意を伝えたのでした。

そう、転職の決定打は「桜」だったのです(笑)

2.転職後、どうなった?


知人の紹介で、私は研究に関する仕事に転職しました
もともと大学院で学んでいたテーマに近くはあったものの
完全異業種からの転職

業界の常識や
その世界にいる方々の習性は
全く異なるもので
当初は多少の戸惑いもありました

でも最大の魅力は働き方

未だに、なんで転職したの?と聞かれるけれど
研究テーマが面白い、深めたいのももちろんあるけれど
それは表向きの理由


転職当時の動機はかなり不純で
「より自由になりたかったからだ」でした


通勤は原則だったもののコロナで在宅へ移行
現在は必要時は必須、あとは極力出勤という形
会議も基本はオンライン

契約も裁量労働なので
働く時間・場所を自分でコントロールできるようになったのです

そして転職して1年ほどで双子妊娠
このタイミングが私には絶妙でした

産婦人科医よりハイリスク認定を受けて
妊娠3ヶ月から必要最低限の移動しかできない
妊娠7ヵ月からは約2か月管理入院

約1年の産休育休を経て復帰したものの
子どもの体調不良でまとまった時間がとれないし
こちらも疲労困憊な中、出勤や海外出張は到底無理

自己主張真っ盛りの2歳男児2名との
最近の生活はすさまじいものがあり

いや!自分でやる!最初からやる!○○君みたいにやる!
と朝の食事にも準備にも時間がかかるのです


そんな中、何時までに通勤しなければ
というルールがあったら
それだけでストレスだったし
私のストレスが子どもにも伝染して
家族みんなが辛くなったのではと想像します

そして育児や看病で少し疲れたときは
平日であっても少し自分のための時間をとって
エネルギーチャージしてから
また仕事に戻れるという柔軟さがあるのがとてもよい


自分の時間の使い方を
柔軟に決められる自由さがある

ことは
ワーママの健康や人生の質を保つだけでなくて
仕事のパフォーマンスにも大きく影響する
そう実感する日々です


3.じゃ、今から何ができる?


理想の人生を追求する中で転職し
その後双子妊娠
子育てしながら比較的柔軟な働き方の下
仕事をさせてもらっています

もちろん双子を授かることを予測して
転職したわけではないし

今の私の働き方が実現できているのは
上司や同僚の最大限の配慮や尽力のおかげ
決して私1人の力でできていることではない

でも1つだけ言えるのは

人生の時間をこう過ごしたい!
という気持ちを大切にして転職したら
育休明けの復帰後も
双子育児と仕事というスーパーカオスな日々でも
働き方のストレスなく仕事を続けられたこと


将来、結婚したいと思っている人
子どもが欲しいカップルの皆様

若いうちは仕事に猛進もよいけれど
ふと立ち止まって聞いてみてください

自分は、どういう生き方したい?
時間の使い方したい?



仕事内容や働き方に疑問を感じるならば
今のうちに転職という選択肢も大いにあり

早めに方向転換することで
私のように子どもができたときに楽ということもあります

もし子どもができなくても
転職をして自分の理想の働き方に近づければ
人生の満足度も上がりますよね

自分にとってより良き人生、追及していきましょうね!


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