図書館、この素晴らしき空間

東京の図書館を巡るこの企画。

５回目に取り上げるのは、渋谷区立中央図書館。所在地は原宿。
こんな東京のトレンド発信のど真ん中にも、図書館はある。

※基本的にパソコンを持ち込み、図書館の資料を生かして作業するという観点で書いています。

アクセス・立地

東京都渋谷区神宮前１丁目４−１

【JR山手線原宿駅下車】　徒歩5分
【東京メトロ千代田線・副都心線明治神宮前（原宿）駅下車】　徒歩6分

この図書館はJR原宿駅（東京メトロ明治神宮前駅）から歩いてすぐと、立地に関しては文句のつけようがない。
何と言っても最寄りは竹下口である。
10代20代の若者がひしめき合う竹下通りから脇道に逸れると、こんなにも落ち着ける場所が存在している。

蔵書量

蔵書量は保管庫にあるものを含め約31万冊。
入り口のある一階奥には児童書コーナー、二階に新聞・雑誌コーナー。
三階には原宿らしくファッションコーナーがある。

快適さ

この渋谷区立中央図書館は、他の区立図書館に比べ開館時間がやや短い。

［火曜日から土曜日］午前9時から午後9時
［日・月曜日、祝日］午前9時から午後6時

平日でも月曜日は夜6時までとなるため、注意が必要だ。

注意点をもう一点。
この図書館は電源が使用可能な座席が極めて少ない。
パソコン等を持ち込んだ作業を想定すると、これは極めて厳しい点だ。

加えて、やや建物に古さを感じさせる。
室内の天井高が低いため、せっかくのコンクリート打ちっ放しの柱が生かされておらず、圧迫感のあるつくりになっている。
外部からの採光も少なく、照明も心なしか暗いようだ。

まとめ

アクセス・立地　★★★★☆

蔵書量　　　　　★★★☆☆

快適さ　　　　　★☆☆☆☆

［快適さ］については一つ星。
電源を利用できる座席が少ないため、パソコンを持ち込んだ作業を想定した場合、渋谷区立中央図書館はあまりおすすめできない図書館ということになる。

ただ、やはり原宿駅近くという立地は確かなストロングポイントである。
しかも東郷神社の敷地と交錯し入り組んだところにあるためか、場所の利便性のわりに館内の混雑は少ない。

電源を必要としない読書やアイデアの整理のため。あるいは都会の喧騒に疲れたときの休憩スポットとして、知っておいて損はないはずだ。