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レース動画分析⑩ 無料モニター 400m個人メドレー

音声配信のほうがより詳しく解説しています。ダウンロードして聴いてみてください↓

長水路 400m個人メドレー 男子選手
5.34:61(1.15:81, 1.27:29, 1.35:09, 1.15:80)

◯分析
ラップ比
バタフライ対クロール=1対1 前半対後半=1対1.04

ハイポ
バタフライ3, 2, 2, 2その後1 クロールすべて2

テンポ
バタフライ 前半1:20~1:50後半1:50~1:70
背泳ぎ 前半0:80~0:88後半0:85~0:95
平泳ぎ 前半1:40~1:60後半1:55~1:65
クロール 前半0:70~0:78後半0:70~0:80

ストローク数
バタフライ(21, 24) 背泳ぎ(45, 44) 平泳ぎ(27, 28) クロール(45, 47) 

◯評価
ラップ比を見るとバタフライは消極的です。バタフライはテンポの差が大きいので、1:40~1:50を安定して泳げると良さそうです。バタフライのタイムを上げるとそれ以降がきつくなりそうなイメージがありますが、背泳ぎのキックを改善することで後半のタイムを維持できると思います。詳しくは対策で。ストローク数は安定しています。

◯対策
①バタフライのテンポを安定させる 優先度★★★
バタフライは25m8回40秒サイクル、ハイポ2, 2, 1, 1…、テンポ1:40~1:50でどこまでタイムを上げれるかにチャレンジしてみましょう。きつくなったときにどのようにしてテンポを維持するかがポイントです。動画では息継ぎ時の上半身の起き上がりが大きいので、目線を下げたり、キックの蹴り幅を小さくしたり、素早い息継ぎ動作ができるように修正しましょう。

②背泳ぎのキック 蹴り方とタイミング 優先度★★★
最も伸びしろを感じるのは背泳ぎです。動画では膝の曲げが大きいため蹴り幅が大きく、膝が水上に出てしまっています。膝を伸ばして蹴り幅を小さくしましょう。また、ストローク動作に対して回数をたくさん蹴りすぎている(6ビートを超えている)ように見えます。右手のストローク動作に対して左足のアップキックになっているか確認してください。蹴り幅を小さくしてタイミング重視のキックになれば、抵抗を減らし前よりも楽にタイムを上げることができます。

◯次回のレースの目標
100mあたり、バタフライで2秒、背泳ぎで1秒の短縮を目指してみましょう。平泳ぎのフォームは安定していますし、クロールのキックも最後までよく蹴れています。うまくコンディションも合えば、更に後半の200mで1秒短縮も可能だと思います。

レポートは以上です。トレーニング量に対して不安がある場合は、「前半を消極的にいく」「苦手種目はテンポに頼らずに姿勢やタイミング重視で泳ぐ」というのも作戦の一つです。参考にしてみてください。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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