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NPOでのインターン④~カンボジア~

シェムリアップでの聞き取り調査を終え

今度は、首都プノンペンにある

NPO法人のカンボジア本部に向かいました。


シェムリアップからプノンペンまでは

バスの移動で、7時間ほど。

たまたま、隣に座った欧米人男性が

物凄いマッチョで

全身にくまなく入れ墨が入っていて

おびえながら移動したことを

覚えています。笑


到着したプノンペンは

今までのシェムリアップとは

全く違う雰囲気を持つ街でした。

さすがは、首都。

大きくて立派なマーケットの他

背の高いビルもあって、驚きました。

当時は、今はあるイオンが建設中で

その建設途中の巨大な建造物を見て

日本がカンボジアに向ける思い

も感じました。

また、シェムリアップにはあった

木々の緑や道路の赤土はなく

綺麗に整備された新興都市でした。


NPO法人の事務所は

閑静な住宅街の中にありました。

そんな場所でも

セキュリティをきちんとしておかないと

強盗に入られることもあるとのことで

街の急速な発展の裏側にある

未発達な部分を思い知りました。


事務所には、代表の男性以外に

若い女性が一人、働かれていました。

当時、20代後半だった彼女は

日本の大学を卒業後

イギリスの大学院へ進学し

開発学を学んで卒業してから

当地で働いているとのことでした。


年頃の近い女性で

途上国開発・支援を仕事にしながら

現地で生活している。

そんな女性に

出逢ったことがなかった私は

ロールモデルともいえる彼女の姿に

憧れを抱きました。

彼女の影響で

大学院進学という進路を

本気で考え始めたのも

この時期でした。


その日から残りのカンボジア滞在は

彼女について回りました。

NPO法人が主催している

スポーツイベントの関係者にお会いしたり

カンボジアで働く

若手の皆さんに会いに行ったり

痛ましい、大虐殺の舞台となった

キリングフィールドに行ったり

当地の日本人会が主催していた

夏祭りに参加したり。


インターンシップらしいことは

何もできませんでしたが

カンボジア滞在の最後に

過去の痛みを乗り越え

発展し続ける街、プノンペンを

感じることが出来ました。

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