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時間が足りないのは捨てるものを見極められていないから

最近、経営者の方や個人事業主の方と話をする機会が多いのだが、皆さま似たような苦悩を抱え、似たような乗り越え方をしている。

その過程で(あるいは進行形で試行錯誤している中で)導き出した哲学に触れる。そんなことが多い1週間だった。

少しまとめてみたい。

※備忘兼スモールビジネスを運営している方向けのnoteです。


やりたいことを続けられるわけではない


経営者だからといって、フリーだからといって、自分の好きなことを続けられるわけではない。

たとえ十分な稼ぎがあったとしても、それは変わらないらしい。


一人でやれることには限界があり

最初は好きなことだけでやっていけるが

だんだんとそうはいかなくなるらしい。


経営者であっても

ビジネスを成立させるための一部でしかなく

取捨選択の連続。


つまり、泣く泣く捨てるものがたくさんあるらしい。



時間が足りない


結局、リソースの問題らしい。


時間が欲しければ金を使うか、人を使うしかない。

人が欲しければ、金か時間を使うしかない。


必然か偶然か

金が欲しい、という動機で動いている人が

わたしの周りにはほとんどいない。


良いサービスを作りたい

今あるプロダクトをもっと広めたい

お金はそこそこ稼げていて不満はないけれど

ここからどうすべきか、整理がつかない。


そんな話を聞くことが多い。


人それぞれ、抱えている課題は違うけれど

時間が足りない

考える余裕がない

そういう声が一番多い。


そして、先輩経営者が言うには

自分が抱えている仕事を手放すこと

これに尽きるらしい。



選ぶことは捨てること


時間を作るなら

お金をかけるか、人に頼るか、その両方か

それしか選択肢はない。


それと同時に

自分がやった方が早い

自分がやった方がいいものができる

そういう思考を捨てる時がくるらしい。


仮にその「手放し」が出来ず

にもかかわらず、一人で細々生きることに魅力を感じないのであれば

そのビジネスを続けるべきではない。

という話もあった。


仕組み化と属人化


事業がうまくいっているのであれば

誰かに丸々譲渡してしまって

自分は好きなことに没頭する

その方がハッピーになれる。


しかしそうではなく

自分で引き続きやっていきたいのなら

仕組み化するか、人に頼るか

どちらかだと。


仕組み化 = 誰でも一定のアウトプットが出せるようにすること

属人化 = 任せられる人を作ること


そのどちらが適切かは

経営者の資質やプロダクトの性質によるらしい。



自分で始めた物語


結局、誰に頼まれたわけでもなく

自分で勝手に始めたことなのだから

しんどいならやめたっていい。


それでもやり続けるのは

自分の責任なんだから

だまってやれと。


メタな自分がそう言ってくるから

続けられているのかもね。

そんな話もあった。


俯瞰で見る


事業が回り出したばかりの頃は

多くの人がいっぱいいっぱいになるらしい。


そのときに思考を整理し

適切に取捨選択するためには

メタ認知が一番大事かも。

そんな話もあった。


俯瞰で物事をみるために

意図的に仕事から離れる時間を作ったり

サウナや運動でリフレッシュしたり

そういう習慣を取り入れている方が多かった。


変わってもいいから目標を持つ


ここからはわたしが思うこと。


俯瞰で物事を考えられているときは

手元のごちゃごちゃではなく

遠くのゴールを想像することが大事な気がする。


結局どうなりたいのか

そのために、何を捨て、何を進めていくべきか。


いい人ほどすべてを大事にしようとするけれど

経営は捨てることの連続。


手元の課題を判断するためには

遠くのゴールを定めないと

判断のしようがない。


そして、ゴールは変わっていい。

他人に理解されようとしなくていい。


昨日の自分と言っていることが違っても

自分の根っこの考えは変わっていない。


自分の根っこに基づいてゴールを設定しているにすぎない。

ゴールが変わることはおかしいことではない。


組織が大きくなったら

組織や将来は自分のものだけではなくなるから

そんなわけにはいかないけれど


まだ小さいうちは

ゴールだってコロコロ変えて

ジグザグでいいから

とりあえず立てた目標に向かって進んでみる。


そうして振り返ってみた時に

確固たる自分がいるんじゃないかなって

わたしはそう思うよ。


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