2020.12.25 金曜日

ケンチキでもQRコードをスキャンしてスマホでメニューを見る。席についてメニューを見るので、優柔不断な私にとってはゆっくり選べるから助かる。そして電子決済だ。ケンチキの値段は日本とそんなに変わらない気がするが、中国人にとっては高価な食べ物らしい。世話係くんが(値段が)高いと言うから、日本と値段は変わらないから安心して好きに頼むように言ったが遠慮してか?絶対足りない。だから私が量を確認して注文した。すると(量がわかるなんて)慣れてますね。と言われた。

彼らが言うには、中国ではショッピングモールなどのレストランは高くてマズイらいし。なんとなくわかる気がする。家の近くの小さなご飯屋さんは100〜350円ほどで腹一杯になり超激ウマなのだ。私の夕食は普段はスープ付きの100円ほどで心もお腹も満たされている。

彼らは日本のことがやたら詳しく、ずっと日本のアニメや日本映画、ソニー、松下、ユニクロなどの素晴らしさを語っていた。なのに私は日本の落日に不安を抱き憂いてしまう。悲観しすぎか。

食事の後はまたお店を見て回った。とにかく広いのだ。そして私は観覧車を見つけて乗りたいと言った。するとまたもや(値段が)高いですと言うから、「お金は気にしないで。私が乗りたいから。」と言って30分待ちの行列に並んだ。彼らは観覧車に乗るのが初めてのようで、観覧車の中で夜景の写真をたくさん撮っていた。私は観覧車に乗りたいとは言ったものの高所恐怖症なのだ。怖そうにしてると暴れるようにして車体を揺らす。クソガキどもだった。

帰りはおしゃべりに夢中になり地下鉄を乗り過ごした。楽しかった証拠だろう。最寄りの地下鉄を降りて男の子たちがアイス食べようと言いだし、彼らが美味しいと言うソフトクリーム屋さんに寄った。ソフトクリームはケンチキと観覧車のお礼だったのだ。安いから僕たちが払いますと。そしてソフトクリームを食べながらよくしゃべる。とめどなくしゃべる。彼らのご機嫌な様子を見て私も嬉しくなった。私の家の前まで着いたら男の子3人、手を大きく振ってバイバイしてくれた。3人とも18歳、3ヶ月前までは高校生だ。可愛らしいはずだ。

気がつけば今日は多くの人からメリークリスマスのメールが届いている。日本にいた時はキリスト教でもないのに祝って騒いでと思っていたが、宗教観なんてなくてもみんなが宗教を利用してハッピーになれるならそれでいいと思った。
でも来年は今日のメンバー3人とも、彼女とクリスマスを祝ってもらいたい。りんごをもらった時に、
「せっかくのクリスマスなのに私に付き合わされたんじゃない?ごめんね。」と言ったら
「僕たち彼女いませんから暇です」だって。

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