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進化する子ども服~デザインが暮らしを変える~

こんにちは!
和歌山食と暮らしプロジェクトの あや(♀)です。
このプロジェクトでは、和歌山に住むみなさんと一緒に「食」を中心としたさまざまな出来事をもとに「暮らし」を考えるヒントを共有していく…
そんな取り組みをしています。

先日、友人からもらった子ども服の上着に感動しました!
というのも、ファスナー(ジッパー)がとても画期的だったからです。
「この世にあるファスナーの服は全部これでいいのでは」と思うほど、操作が楽なのです。
ファスナーを調べてみると、2018年グッドデザイン金賞を受賞していた「クイックフリーという製品でした。
今回は、デザインが人や社会に与える影響について考えたいと思います。


着替えがノンストレス!誰もが操作しやすいファスナー

ヘリーハンセンのヴォーゲンフリースジャケット(ベビー)

先述したように、この上着には、YKK株式会社の「クイックフリー」という名称のファスナーが付いています。
開発者のお父さまが、日ごろ老眼鏡をかけてファスナーの服を着ていたことをヒントにデザインされました。

ファスナーは凹凸部分が小さく、合わせるのがむずかしいですよね。
うちの年長の息子も、まだ一人ではできません。
出かけるときに「ママやって~!」「もう~急いでるのに」という慌ただしい場面を何度も繰り返しています。

クイックフリーのすばらしいポイントは、誰でも簡単に操作できる点です。
まず、ファスナーがひっかけやすい。
通常のものにくらべると、開口部が広くて段差があるため、挿入しやすくなっています。

さらに驚いたのは、着脱のしやすさです。
既存のものは、ファスナーを下げ切らないと服を脱げませんよね。
しかし、この服はファスナーを少し下げた状態で左右からチェーンを引っ張ると、あっという間に開くのです!
私も初めての感覚に、何度もやってみては感動を噛みしめました(笑)。
このファスナーだと、小さな子どもでも一人で着たり脱いだりできそうです。

ファスナーを少し下げた状態でチェーンを左右に引っ張る
簡単にファスナーが外れる


当事者になることで初めて気づく日常のささいなストレス

誰もが毎日快適に服を着られるように、もっとユニバーサルデザインが増えるといいと思いませんか?
私は子どもを産むまで、あまり深く考えたことはありませんでしたが、授乳期の服選びに困った経験があります。

たとえば、シャツなどの前開きの服は授乳がしやすい一方で、頭から被るタイプのワンピースなどは授乳に向いていません。

つまり、好きな服を着たいけれど、そのようなことをいっている場合ではない。
そして、同じような状況にいる人は意外といるのではないかと思うのです。
たとえば年配の方や、ケガをした方、身体の不自由な方など。

妊娠期にワイヤレスブラジャーを探していたときも、とある商品には、口コミの半分が乳がん術後のために購入した方の感想が書かれていました。

今回このファスナーを操作してみて、人の生活を変えるデザインの力に感動しました。

「環境や人にやさしい製品」は当たり前のものになりつつある

ヘリーハンセン
「ヴォーゲンフリースジャケット(ベビー)」のタグ

先述した上着には、一昔ではなかったような取り組みが他にもたくさん詰まっていて、もはや環境や人にやさしい商品は、スタンダードになりつつあると思います。

私が特に気になったのは、以下の3つポイントです。

環境配慮型素材
リサイクルポリエステルが使用され、使用後も回収して新たな製品として再生が可能です。

記名ラベル
記名した部分をカットすると、次に着る人の名前を書けるようになっています。子ども服はすぐに着れなくなってしまいますが、このラベルがあれば下の子や他のお子さんにも譲りやすいですよね。

高視認性
昼夜問わず、車両の運転者に対し視覚的に目立ちやすく作られています。
自然界にない色を採用しているため、着る人の安全につながるのです。


今後はなんとなく商品を買うのではなく、自分の価値観に合ったものを選んでいきたいと思います。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

和歌山 食と暮らしプロジェクト

主催:一般財団法人和歌山環境保全公社
運営:NPO法人わかやま環境ネットワーク
NPO法人ホッピング

担当:土岐

【参考】

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