【読書セラピー】君なら、越えられる。涙が止まらない、こんなどうしようもない夜も
「君が笑える明日が、ありますように」
これが著者の願いです。
どうも
安全・安心と絆でつながる
キャリアコンサルタントのタルイです。
うまくいかない日は
何をやってもうまくいかない。
ありますよね。
恋愛であったり、
誰かからのキツい言葉であったり、
とメンタルが限界を迎えるとき...
そんなついてない日の夜は
つい思ってしまうのは
超えられない夜はないって本当だろうか?
このまま夜に飲み込まれそうになる時
著者は教えてくれました。
そんな時にあなたに気づいてほしいことは
笑顔の重要性。
あなたがなんとなく笑顔になれない時は
「ついてないから笑顔になれない」
と思うけれども
実は
「笑顔じゃないからついていない」
ことの方が多いのです。
世の中、あなたが笑顔なら
たいていはうまくいく。
そのついてない夜を超えるには
笑顔が必要なのだと。
この本は、著者があなたと一緒に
「笑顔になれない理由」を
紐解いてくれます。
この本に書かれていることは
著者の経験から得た
笑顔になるためのコツです。
ちょっと著者のことも紹介しますね。
なんと!
yuzukaさんはnoteもやっておられました。
さて、
本書は深夜のファミレスをもの物語としたエッセイです。
表紙のイラストのように
yuzukaさんが困っている友人に
話しかけるような語りで
ファミレスのメニューに例えて
紹介されていきます。
「可愛くなりたい」という気持ち
「自分を好きになりたい」という気持ち
「愛されたい」という気持ち
「傷つきたくない」という気持ち
「幸せになりたい」という気持ち
以上の悩みを抱えている時に
ほしい言葉が詰まっています。
◆「可愛くなりたい」気持ちはハンバーグ定食
可愛くなりたいと言う気持ちは
ハンバーグ定食でした。
その理由とは...
確かに、ハンバーグは主役級の存在です。
この章では「可愛くなりたい」
気持ちに対して
以下のことを教えてくれます。
容姿に関する言葉は、
人の心をひどく傷つけます。
誰かに言われた何気ないひとことが、
一生の傷になってしまうこともあります。
著者もそうでした。
「馬鹿」と言われれば「馬鹿じゃない」
と言い返して勉強も頑張れる。
「性格が悪い」と言われれば「ごめんね」
と謝って悪いところを治せる。
だけど、
「ブス」と言われたら
どうしようもなかった。
可愛くなりたい。
きっと可愛くなれば
何もかも解決すると思い
著者は29歳の時に
美容整形をされました。
yuzukaさんは
整形手術をやめられない友達
ダイエットがやめられずに
痩せ細っていく友達
誰一人として否定はされません。
著者は美しくなるためには
「笑う」ことが必要であると
提言されてます。
なぜならば
人の美醜は表情で決まるからです。
顔の造形はほとんど関係ないと
思えるほどに
表情が美しい人は美しい。
著者は2019年に
全顔を整形されたそうです。
数百万かけて修復した顔を
周囲の人間が褒めたポイントは
目でも鼻の形でもなく、
笑顔だったそうです。
その経験から
美しくなりたいなら
まずは笑うことだと
教えてくれます。
◆「自分を好きになりたい」気持ちは『4種の彩り海鮮丼』
ちょっと難しい謎かけです。
その心は...
著者曰く、海鮮丼の魅力とは
いろんな小さな「好き」を
たくさん詰め込んだものだから
です。
そして人生も同じで、
自分を好きになるための理由を探す時
それは特別に輝く大きなものじゃなくて良い。
例えば、
早起きが得意とか、
箸の持ち方が綺麗だとか、
誰にでも優しいとか、
そういう小さくても特別なものを集めれば
それは光輝く、愛しさの塊になるはず。
と説明されてます。
この章では以下のことを教えてくれます。
この章では自分を傷つけてる相手との
関わり方について考えさせられます。
悲しい過去はできるだけ忘れてしまった方が良いが
本当の意味で乗り越えるには
後ろを振り返る時間が必要なこと
あなたに暴言を吐いた人は
尊敬すべき美しい人であったか?
男がいう「可愛い」は「タピオカ可愛い」くらいの意味しかない。
◆「愛されたい」という気持ちは『カレーオムライス』
カレーライスでもオムライスでもなく
「カレーオムライス」なのです。
これはどういうことかというと
誰かを好きになる時に気をつけることは
「その人がいないと美味しくない人生」
を作らないこと。
だから「カレーオムライス」なのです。
"カレーとオムライスは
それぞれ別々でも主役で成り立つのに
ふたつ合わせると
もっと特別なハーモニーを奏でる。"
これは日本の食べ合わせ的な発想ではなく
フランスのマリアージュ的な発想ですね。
誰かと一緒になって
完全に混ざり合うことで
自分の色を忘れてしまったらもったいない
確かに🤔
この章では以下のことを教えてくれました。
恋が終わりかけるたびに
「この人以外は考えられない」と嘆いても
振り返ると「マジで全員別れてよかった」だそうです。
◆「傷つきたくない」気持ちは『季節限定チゲ鍋うどん』
寒い毎日ご続きますね。
チゲ鍋うどんが食べたくなって
いったいどこのファミレスのメニューかと探しました😅
寒くて凍えそうな夜には
あたたかいものが食べたくなる。
味は二の次で手っ取り早く
解消したくなる。
温かそうだと咄嗟に抱きしめたものが
冷めてしまってから見ると
思っていたものと違うって後悔は
人生でよくあることだから
と説明がありました。
なるほど🤔
確かに、冷えたチゲ鍋うどんは
しょっぱくて辛いだけですね。
つまり、寒い夜こそ、
手を伸ばそうとしたそれが
本当にあなたに必要なものかを
精査してほしい
この章では以下のことを教えてくれました。
著者が傷つきやすい人について考えると
まず浮かぶのが「素直な人」です。
人から向けられた善意も悪意も
全て真っ直ぐに受け止めてしまう人
著者も恋愛においては
なんでも素直に受け取るふしがあり
傷つきやすかったそうです。
では、どうすればよいか?
その答えは、
素直さそのままに
心の中だけで
「はぐらかす」ことを覚える。
優しさも、甘い言葉も、
真正面から受け止める前に
まずは「はぐらかす」フィルターに
かける。
自分ごとと捉えて喜んだり、
傷ついたりする前に
一旦、他人事のように
はぐらかしてみてほしい。
他人の言葉を飲み込む前に精査する
それが傷つかないための
一番の予防線かもしれないとそうです。
◆「幸せになりたい」気持ちはパクチーサラダ
え!どういうこと?
となりますね🤔
癖がなく歯ごたえが良くて、
みずみずしい野菜は
誰にでも受け入れられる野菜であると。
しかしパクチーは
癖が強くオリジナリティーがあって
一部の人にスバっと刺さる存在である。
それは最高にかっこいい存在である。
ゆえに、人生も同じで
著者はパクチーのような人生を歩み
パクチーのような幸せを目指したい
そうです。
つまり
万人ウケなど狙うなということですね。
この章では以下のことを教えてくれました。
yuzukaさんはここで
一つの真理を書かれました。
真夜中に固めた決意は
だいたい間違えている
うん、おっしゃる通りですよね。
ほとんどのパチンコ店は
夕方から閉店にかけて
客入りが増加します。
お金のかかる娯楽は
だいたい夜に集中しているのは
判断力が低下することとの関連性は
否定できないところですよね。
◆私の感想
私が本書を「読書セラピー」として
推薦したい理由は
若き日に
深夜のファミレスで友人と集まって
喋った日々が思い出したことです。
アメリカの心理学者
ウィリアム・ジェームズは
「楽しいから笑うのではない。
笑うから楽しいのだ」
と言いました。
また、
アメリカの心理学者トムキンスが発表した
「顔面フィードバック仮説」によると
笑顔になることで
顔の表情筋が刺激を受け、
それが脳にフィードバックされると、
ポジティブな感情が生まれるそうです。
そうです。
本書と同じ結論なのです。
ですが、
仮にこの2つの論説を知っていても
人は笑顔にはなれないでしょう。
私だったら、
目の前で励ましてくれる友人のために
笑顔になります。
しかし残念ながら、
このような貴重な友人は
年齢と共に消えていきます。
家庭を持ったら、
なかなか深夜のファミレスには
呼んでも来てくれませんよね。
yuzukaさんのように
自分のプライベートを晒してまで
友達を励ましてくれる方は貴重です。
もしも今の私が、当時の自分に
アドバイスできるのだったらと
考えてみました。
精神を安定させる作用がある
「セロトニン」は
日没に向かうと分泌が少なくなるから
これが抑うつ的な状態を引き起こすよ。
夕方以降は副交感神経優位になって
疲労から自律神経のバランスが乱れて
気持ちが落ち込みがち
サウナでも入って整えて、
夜は早く寝なさいだろう。
それが無理なら、
この本を読んでyuzukaさんと
本の中で対話しよう
この本なら
いつでも寄り添ってくれるから。
◆読書セラピーに関する記事
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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