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やめられない止まらないは「●●」だけ|日本人が最もかかっている病気は『依存症』

依存症を治す方法は逆転の発想です。
ドーパミン以外のものに
『依存する』でした。

どうも
安全・安心と絆でつながる
キャリアコンサルタント
のタルイです。


いきなりですが公表します。

私はちょっと前まで
重度の「糖質依存症」でした。


自分で自分のことを

一般男性よりちょっと甘党だなとか🤔

スイーツのことを「スウィーツ」 
と発音しちゃってるなとか🤔

「スイーツ男子」のオーバーエイジ枠
「スイーツおじさん」
カテゴライズされてるだろうなとか🤔


そんなぐらいにしか
思っていませんでした。


ですがこれは大誤解だったのです💦


▼こちらTARZANの記事によれば

出典:https://tarzanweb.jp/post-209406


私は該当項目5つで
糖質中毒(ジャンキー)確定です😅


糖質依存とはまたの名を
「砂糖依存」と呼ぶそうです。

そして砂糖とは

砂糖=マイルドドラッグ


おぉ怖っ!


よくよく生活を振り返ってみると

外食も小売も砂糖を使っている商品が
多いですよね!

丼物や麺類のファストフードも
砂糖はかなり使ってます。

清涼飲料水にも当然入ってますし

運動後の水分補給にお気入りの
スポーツ飲料にもガッツリ入ってました。


(私は頭を使う仕事だから
通常よりも糖分を欲している身体)

と自分に言い訳も用意してました。


また砂糖だけではなく
炭水化物も摂りすぎてました。

定食屋さんでご飯大盛り無料
と書いてあったら

必ず大盛りを注文してました。


ネットの遺伝子検査をしたところ

糖質では太らない体質
書いてあったのを盲信してました。

(最近知りましたがエビデンスが
怪しいそうです😅)

砂糖やめますか、それとも人間やめますか





ところで、
あなたは日本人に一番多い病気のひとつに
『依存症』があることをご存じでしたか?


依存症とは
●より強い刺激を求めて繰り返す
●やめようとしてもやめられない、
●いつも頭から離れないなど

これらの特徴がだんだんと
強く出てくることです。

この依存症を理解するキーワードは
「快」です。

私たちは原始時代に
エネルギーの豊富な炭水化物を
多く摂取する人


たくさんセックスをして
子孫を残した人々の末裔です。

これらの行為には快楽物質である
ドーパミンが脳内に放出されます。

ドーパミンによって
脳の中枢神経が興奮し、 

それが快感・喜びにつながります。

この感覚を、脳が報酬と認識すると

その報酬を求める回路が
脳内にできあがり

さらに報酬を求めるようになります。


現代は原始時代と違って
「快」の刺激を与える
ドーパミン発生装置に溢れ返っています。


その結果
本来は人間の生き残りが目的だった
ドーパミンによる「快」でしたが

現代においては
「快」そのものが
目的化している状態です。

これが依存症なのです。


さて、結論にいきましょう。

この「やめられない止まらない」
ドーパミンによる依存症
治す方法がわかりました。

それはドーパミンではなく
セロトニンとオキシトシンに
依存することです。




ここから真相を解説します。


◆太古の昔より人類が生き残れた有力な武器は「不安」だった


そもそも私たちは
なぜ依存症になってしまうのだろうか?

そのメカニズムを
こちらの本で学びました。



まず、人間と言うものは
元々依存症になりやすいように
できているそうです。

より正確に言うと

進化の過程で依存症になりやすい
遺伝的基盤を持っている人が
生き残ってきた
のです。

その遺伝子基盤とは
前述した「快」以外にもう一つあります。

それは「不安」です。


原始時代、
太古の人々は自然災害や病気

捕食動物や他の部族からの攻撃などなど

現代では想像もできないような
さまざまな脅威に晒されていました。


こうしたサバイバルな環境での
一番の武器は
意外にも「不安」だったのです。


・嵐が近づいているのに狩りに出かけちゃう人

・猛獣を相手に素手で立ち向かおうとする人

これらの行為は勇気とは呼びませんよね。
ただの無謀です。

この無謀な人たちはかなりの確率で
自然淘汰されていきました。

つまり、
我々のご先祖は生き残るために
脅威を敏感に感じ取り、

不安を抱くことで被害を最小に抑え、
そして生き残ってきたのです。


とはいえ、

誰もがいつも賢明な対処を取るとは
限りません。

脅威にさらされ不安が講じたときに
我々は心理的な余裕がなくなり
時に非合理な対処をすることもあります。


この非合理の対処こそが依存症なのです。


例えば、
楽しい時ではなく、
不安を紛らわせるために
アルコールを摂取してしまう

仕事を失う不安から
バリバリ働いて「仕事依存症」
なってしまう。


我々は、
不安傾向の強い人々の子孫なのだから
これはある程度はしょうがないことです。


しかし
ある程度はしょうがないことですが

生命に危機があるほど依存しては
本末転倒で意味がないです。


現代では不安による依存症が
糖質依存だけではなく
とても多様化しているのです。



そしてこれらには
私たちの思い込みの嘘
たくさん含まれています。

例えば…

●アルコール依存症

誤解のないように先に注意書きをすると

アルコールを 
不安を鎮める手段のために
飲む行為は

依存症のリスクが高いから
よくないということです。

仲間とのコミニュケーションを目的として
その手段としてアルコールを摂取するのは
大量に飲まなければ問題ありません。



このアルコールに関して
気になるデータがありました。

嘘:ほとんどの人は適正な飲酒をしている

真実:日本人の四人に一人は問題飲酒である

あなたもきっと依存症「快と不安」の病より


厚労省の調査によると 

日本ではアルコール依存者が109万人

その疑いのある者は294万人

リスクの高い飲酒者1039万人

多量飲酒者980万人

つまり
成人の四人に一人が問題のある飲み方
だそうです😨


私はアルコール摂取を
コロナ禍で緊急事態宣言を
利用してやめました。

外出してお酒を飲むことがなくなり
自宅での晩酌の習慣をなくすために
家にあった冷蔵庫を捨てて、

コンビニにもスーパーにも行かないように
食材は全てAmazonと通販に切り替えて巣篭もりしたことで断酒出来ました。


●ニコチン依存症

やめたくてもやめられないといえば
タバコが代表的ですね。

日本では
喫煙人口は着実に減ってはいるものの
いまだに1800万人を超えています。

とくに30代・40代の男性の
およそ1/3は喫煙者です。


健康に気を遣いながらも
喫煙している方には
ショックなお話をします。

嘘:低ニコチンや低タールの軽いタバコは害が少ない

真実:現時点の研究によると、害が少ないとは言えない

あなたもきっと依存症「快と不安」の病より


どういうことかというと

喫煙者は
ニコチンの血中濃度が一定に達し 
主観的な満足感を得られるまで
喫煙しちゃうということです。


つまり
軽いタバコに乗り換えても

無意識により深く吸引したり、
本数を増やしたりして

ニコチン摂取量自体は変わっていない

というデータがありました。



ちなみにタバコには
適量というものがあるのか
調べてみましたが…

1カ月の喫煙本数が6本以下が適量です。


もうこれだったら 
タバコやめた方がいいですよね😅



ちなみに私は
杜仲茶の葉っぱを巻いた禁煙タバコ
一ヶ月ぐらい吸ったら
普通にやめられました。


●ギャンブル依存症

カジノを含む統合型リゾート施設
通称IR誘致

ギャンブルに対する依存症が
心配されてます。

ですがそれは杞憂でした。

嘘:カジノができると、ギャンブル依存症が増加が懸念される

真実:もう日本はすでにギャンブル依存症大国である

あなたもきっと依存症「快と不安」の病より

なんと日本の
ギャンブル依存症は国民の3.6%

数にして300万人超え!

これは先進国で最多の数字でした😨


まあ確かに日本には
そこらじゅうにパチンコ屋さん
ありますよね🤔


パチンコやギャンブルは
やり始めの頃に大儲けすると

脳内でドーパミンが大量に作られて
放出されるそうですね。


ちなみに幸運なことに
私は大儲けの体験がありません。


高一の時に一度だけ
アルバイトで稼いだ5千円が
パチンコ台に溶けていっただけで

帰り道に夕陽を睨み涙し🥲
やめられました。



●オンラインゲーム依存症

中高生のインターネット依存は93万人

この5年間でほぼ倍増だそうです。

その内訳はほとんどスマホゲームです。

嘘:若者がゲームにハマっても、そのうち飽きるから放っておいてよい

真実:若者のゲーム依存症は自力で治すのが困難である

ゲーム依存症とは
単純にゲームのやり過ぎとは
質的に異なっていて

自分でゲームをする時間が
コントロールできなくなった結果

心身の健康や社会生活に
支障をきたしている状態です。


予防策としては
幼いうちからゲームに触らせないことが
重要だそうです。

望ましい家族の対応としては
久里浜医療センターの樋口院長の本が役に立ちそうです。


私もスマホゲームを
やってみた時期はあります。

これはスマホからアプリを削除するだけで
簡単にやめられました。



●性的依存症

私たちは

「法をもっと厳しくして
 刑務所に入れるべき」


「罪を重くすれば懲りて犯罪が減る」

と考えがちですが

事実は違っています。

嘘:厳罰化は性犯罪の抑制に効果がある

真実:厳罰化には犯罪抑制効果がなく、
逆に再犯率を高めてしまう

あなたもきっと依存症「快と不安」の病より


処罰だけでは再犯率が増えてしまう


というエビデンスが存在しました。

その理由とは…

●刑務所に入ることで犯罪的な人々とのつながりが増えてしまうこと

●家族・友人とのつながりが消えてしまうこと

●職を失うこと

●自尊心が損なわれること

●差別・偏見が大きくなり社会から排除されること


これは性的依存だけでなく
薬物依存も同じ結果です。

つまり本人が反省しないことや
懲りていないことが問題なのではなく

「やめたくても、やめられない病気」

という側面を理解することが必要です。


ちなみに私は 
性的依存になる以前の問題を抱えてます。

シリアスな記事を書くと、笑いがほしくなるのも依存症です



さてお待たせしました。
いよいよ解決編にいきましょう。


◆【解決策】ドーパミンではなくセロトニンとオキシトシンに依存する


ここまでを一旦まとめました。

●現代では「快」そのものが目的となり「害」なったものが依存症。

●依存症とは「不安」から逃れられない人間がその不安を紛らわすための病

●「快」の刺激や「不安」を沈めるための対処として様々なものに依存する人が増えている。


そして解決策は
依存そのものをやめることでは
ありません。

逆のアプローチです。


依存症を治すには
ドーパミン発生装置以外のものに
依存すれば良かったのです!

その正体は幸せホルモンである
セロトニンオキシトシン


ご存知、樺沢紫苑先生の本


こちらの本で紹介されていた
「幸せの三段重理論」の図解です。

改めて読み返してみると
依存症の危険性にも
しっかりと書いてあります。


セロトニン的幸福 → オキシトシン的幸福 → ドーパミン的幸福

この順番が大切なのです。



私が現在、依存しているものの中で
特に重度の高いものを2つ紹介します。


●ナッツ依存症

私は重度のナッツ依存症です。

きっかけとなったのは
「16時間断食」を始めたことです。


ナッツは断食中でも
空腹時には食べていいルールなので
家に必ず常備してます。

最近は主食をご飯主体から改めて
ナッツを増やしたり

ストレスから
イライラして甘い物を欲した時
ナッツをバリバリ食べてます。


ご存知の方も多いと思いますが

ナッツ類にはセロトニンの合成に必要な
トリプトファンビタミンB6
豊富に含まれています。


ちなみにナッツを主食にするコツは

自分はシマリスの生まれ変わりだと
信じ抜くことです。




●銭湯依存症

私は家風呂ではなく
銭湯に週に5〜6回通う
かなり重度な銭湯依存症です😁


日常生活の中で簡単かつ着実に
セロトニンやオキシトシンを増やすには
温冷交代浴(交互浴)が最適解です。

お湯風呂と水風呂の温度差を利用して

血管の収縮をはかることで
自律神経に刺激を与え

交感神経副交感神経
スムーズに働く効果があります。


もちろんサウナも気持ちいいから 
大好きですが

現在、世の中に流布している

「サウナは体に良いとされるエビデンス」

これはフィンランドのデータで
フィンランド式のロウリュで蒸気が出るタイプ
のことを指しており

日本の銭湯で主流のドライサウナ
ことではないのです。

ですから
慎重に経過を見守っているところです。


もう一つ。

銭湯はコストパフォーマンスが良いです。

今東京都の銭湯は大人一回480円です。

ドライヤー代が別途20円としても

ワンコインで済んじゃうところが
最高です!


ちなみに私は交互浴のことを
マインド風呂ネスと呼んでいますが 

これは名称がぜんぜん定着しませんね。



以上、いまの私にとって、
やめられない止まらないのは
銭湯」「ナッツ」でした。


銭湯依存とナッツ依存の効果から

スイーツとご飯の糖質依存
改善の方向に向かってます。


ストレスを抱えたら銭湯に行って
ぼーっとしてあとは寝るだけ

また糖質を急に摂ることで
血糖値が急激に上昇・下降する
血糖値スパイクによる

眠気とイライラは解消されました。

我ながら思うと

ストレス解消のために 
甘い物を摂っているのに

逆にイライラする悪循環は
愚かな行為でした。


やっぱり美味しいスイーツは
イライラ解消のためではではなく

大切な友人とのコミュニケーションの場で
食べるのがいいです。



さて、前回の記事で

仏教で「心の三毒」と言われる
貪・瞋・痴(とん・じん・ち)について
書きました。


貪(とん)とは「むさぼり」の意味です。

瞋(じん)とは怒りの意味です。

痴(ち)とは「おろかさ」の意味です。


これら心の三毒を別の視点
脳内ホルモンで考えると

貪=ドーパミンが過剰状態
瞋=ノルアドレナリンが過剰状態
痴=セロトニンが不足状態

と言えるのです。


セロトニンやオキシトシンの依存先は
他にもたくさんあります。

日光浴ウォーキングヨガなどに
依存するのも良いと思います。


「自律」というのは、実のところ、たくさんの「依存」できるものを持っているということなのである。

「あなたもきっと依存症」より



◆(本日のまとめ)『ダメ。ゼッタイ。』は駄目。絶対。

恐怖メッセージはデメリットが多いです。


今回は依存症についてまとめてみて
気づいたことをを最後にシェアします。

『ダメ。ゼッタイ。』は駄目。絶対。


日本は何かにつけて 
啓蒙教育に走りがちです。

なんでも禁止したがりますが
結局それだけでは解決に向かいません。


世界に目を向けてみて
ハームリダクションという活動を 
知りました。

これは薬物をやめることよりも、

当事者の健康被害を減らすことを
第一と考えるのです。

そのための支援につながることを
重視する活動が
(Harm Reduction=被害の低減)です。


現在では80以上の国や地域で
導入されていて

世界で主流となっている
薬物問題などへのアプローチ方法です。


台湾では過去に
薬物によるHIV感染が急増しましたが
ハームリダクションの導入によって
効果的に感染を抑えることができたそうです。


依存症はただ闇雲に禁止したり
厳罰に処すではなく

エビデンスに沿った
科学的なアプローチが必要です。

これは他人にも自分にも
必要な考え方だと私は考えます。

どう考えたって依存症は
意志の力だけで治るとは思えません。


嫁にダメと言われると旦那はやりたくなってしまうのか🤔




最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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