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デリバリーと揚げ物と、曜日の関係

Uberなどのフードデリバリーサービス。使う人と「全く使わない」人がいますが、「使う人」がいると思いますが、少し考察したのでメモしておきます。

ローソンはコロナの数年前から「まちかど厨房」への転換を図っていました。

背景にはこんなことがあったのではないかと推測。

  1. SEJ、FMとの差別化

  2. 資本関係にある三菱食品とのシナジー

  3. 人手不足に対して「人」を高単価で売る仕組み開発

  4. 店舗辺りの売上金額を向上

新型コロナウィルス感染拡大による社会変化の大波が押し寄せました。早々に成城石井やローソンはデリバリーサービスへ対応していました。そのローソンは、この「まちかど厨房」をゴーストレストランとして展開する戦略に出たわけです。

飯田橋でのテスト結果。

地域性がありそうですが。

その結果、チキンオーバーライスは週末に良く売れ、まちかど厨房、マチの揚げもの屋さんは平日に売れることが分かった。店舗とは異なり、大盛りや複数個購入、BOXタイプのパーティーメニューも好調で、平均客単価は約2000円となった。

ローソン飯田橋三丁目店のゴーストレストランテスト結果より
https://www.ryutsuu.biz/ec/o032545.html

セグメントは誰だ?考察。

  1. 平日はしっかりお腹にたまるもの「つまみたい」と感じる。
    (テレワーク、フルワークいずれも仕事をすると推定する)

    • つまみたいものは、眠くなりにくい。

    • 一口の満足度が高い。

    • 揚げ物オーダーは男性がいる世帯。

    • 高単価なものとの引き換えに浪費すると考慮すれば「仕事」。

  2. 週末になるとゆっくり「食事」をしたい。

    • ご飯の冷凍などの作り置きがなさそう。

    • 野菜ではない所が、こちらの男性がいる世帯。(偏見)

  3. オーダーするセグメントは同じなのではないか・・・。
    平日だけ、週末だけ、それぞれオーダーする人は少数派でリピーターはCVSユーザーか?

普段会社の近くで簡単にCVSやFFで済ませていた「自炊不可」セグメントがデリバリーに移行して、同じ層を取りに行っている。
対して「自炊可能」セグメントは、見事な中食・内食へ移行しスーパーマーケットの売上を押し上げている。

ってなことなのかな~。

白米好きの余談です。

「まちかど厨房」は、お米にこだわっているとHPへ記載がありました。
実際に食べても、簡単調理品ですが炊きたてのご飯で作ってあるもの「店頭受け渡し弁当」と、流通させる・持って移動することを想定した「いわゆる惣菜弁当」では、ご飯が変わるだけで品質印象が相当アップします。

ポプラが店で炊いたご飯を入れるお弁当を売っていましたよね!
ローソンへの移行で、ポプラのいいところをローソンが応用してますね(笑)

曜日と気持ちのデータをご紹介

Yahoo!データソリューションの記事による「曜日」レポートによると、「火曜日は転職を考えやすい」「日曜日21時~23時は憂う時間帯」だそうです。

日曜日は色が濃い・・・・。それに対して金・土のフリーダムなこと!
良い週末に向けて「木曜日」は自分を甘やかして下さい~(^^

18時から19時にかけて急に幸せ探しをしてしまう気持ちはよくわかる。夕飯を早めに取っても「明日頑張ろう」ってなりにくいんですよね。
同時に、対策についての分析では「やる気が出る曲」が挙げられていました。

そんな日曜日に「見つけてあげるよ。君だけの、やる気スイッチ。」って言われたら、キュン死です。

「食」で世界を平和にする。 流通を中心に食に関するマーケティングを研究中。