見出し画像

優柔不断な日常のかいものをSDGsに変えよう

自分もできる、ちょっとサスティナブルにエシカルな生活を。

陸の豊かさも守ろう

「野菜の頒布会」など定期購入をした事ありますか?
いつもの常備野菜を中心にお買い物をしてしまうと、料理も食材も偏りがち。季節のモノや、バランスを取りたいなら、「頒布会」におまかせするのもオススメです。

《自分の経験1》
後輩がITから奥様の田舎へ転居し、東北で有機野菜農家になろうとチャレンジ開始。「応援したい」と思い隔週月2回の頒布会で購入開始、「応援する」気持ちで始めたものの「これどうやって食べよう」と考えるきっかけになり、結果料理の幅はひろがり、食卓の食材が豊かになりました。
(今は残念ながら閉めてしまったのですが)サービス終わってしまったら「いつも買う野菜」に戻っていました。

《自分の経験2》
東都生活協同組合をやっていた頃は、余剰野菜や果物を勝手に選んで入れてくれる商品を毎回入れていました。
それで「かつお菜」というスーパーには並ばないけど、お浸しピッタリな葉物野菜や、普段買わない「プチトマト」を料理して食べてみるきっかけになったり、、、そういう楽しみ方もありました。

現代の忙しさのなか、自炊派な人の買い物は大変

普段の生活の中でスーパーマーケットへ行っても「急いで買って帰って浸からなくちゃ!!」と焦りがあったり、「余らせたくない」「節約」意識が働き、いつもの野菜(白菜・キャベツ・人参・玉ねぎ・ねぎ、、、)といったものを買ってしまう。

気がついたら「指定野菜」ばかり

だ・・・・・・ _| ̄|○

キャベツ、きゅうり、さといも、だいこん、たまねぎ、トマト、なす、にんじん、ねぎ、はくさい、ばれいしょ、ピーマン、ほうれんそう、レタス

農林水産省 指定野菜「野菜生産出荷安定法」


フルーツは大抵入り口近くに並んでいるけれど、節約意識で「買い物が終わって余裕があったら」なんて考えて「買わずに帰宅」してしまう、そんな行動パターンになってしまうんですよね。。。

今回見つけたのは、築地・大田市場で八百屋を経営する仲卸さんが規格外野菜を販売するサービスです。
通販の他、世田谷に実店舗も!

規格外野菜が市場から届く「みためとあじがちがう店」

  • 全国から仕入れた野菜を、スーパーや飲食店へおろしているが、選別・出荷をしていると規格に当てはまらないものが出てきてしまい「廃棄」していた。

  • 商品選別はAランク(サイズ、形も規格内)を除いた、Bランク、Cランク、完全規格外

  • 「規格外野菜&果物は普通以上にデリケート」なので、傷が付きやすかったり、しなびてしまったり・・・・。「解決策」を日々考え検討しながらサービス提供中。

  • リンゴはガスが出るから、袋に入れる。傷みや傷がどこまで大丈夫なのか、判別できるよう「目利き」ポイントを見つける、といった工夫を日々重ねています。

要は野菜選びが不要。調理方法だけを考えればいい?!

これはアップサイクルのチャンスです。
「環境に良い」「社会貢献」と連想しますが、実際のところその分多くの「価格」まで出せないですよね。
少し考え方を変えて、暮らし方に工夫をすると「アップサイクル」が実現できます。

私の提案はコレです。

  • 優柔不断な野菜選びをおまかせして、SDGsなお買い物に転換する

  • とてつもなく多い野菜、果物の品種や、美味しい時期や選び方はプロに任せる

  • 自分の行動は「自宅で加工、消費する方法」に絞り込む

  • できるだけゴミを出さないよう、食べて加工すれば「SDGs完了」です

「市場」までは農家側が運ぶことがほとんどです(知ってるべき情報)。
「市場」に出た野菜たちは「市場の仲買」さんは流通させる事で「物流コスト」をかけて、小売店さんへ届けます。しかし売れ残れば「廃棄コスト」がかかります。更に「市場まで持ってきた農家さんの労力」はプライスレスにロスにつながるのです。

※「フードロス」は皆さんが知るキーワードになっていますが、本当にロスになっているものは、まだまだ理解が進んでいなないように感じています。これについてはまた別でまとめよう。

「規格外野菜」は今や珍しく無い。
それがなんであれ「余って廃棄するロス」を回避することが、自分の暮らし方とうまくリンクすれば、「社会貢献の一助」になる事は間違いないです。

優柔不断と節約バイアスによって、偏ってしまったスーパーでのお買い物に、彩りが生まれるといいな。

「ぽちっ」


YouTubeで出荷する野菜の内容を紹介しています。
規格外とはいえ「到着予定野菜」がわかる事は安心につながりますね!

この記事が参加している募集

SDGsへの向き合い方

「食」で世界を平和にする。 流通を中心に食に関するマーケティングを研究中。