発言しない🟰自分の意見を持っていない

これは自分が海外で生活した中で一番学んだ事かも知れない。

ハーフタイムでのミーティングで、監督に「なぜあの時にあのプレーを選択したんだ?」と問わた自分。
意見はあったもののその国の言葉では伝えられないと思い黙って頷くと、「意見のない奴はいらない!帰れ!」と一喝。意見が無いことでこんなにもチームから信頼されなくなるのかと気付かされた出来事だった。彼らには伝わらない英語でも、最悪日本語でも感情を剥き出しにして伝えようとすれば状況は変わっていたのかな。と今でもたまに思う。

前述のエピソードで学んだ自分は、給料と待遇面の交渉において、ちょっと無理があるかなくらいのギリギリを堂々と攻めて臨んでみた。
当たり前の様に交渉は難航したが、結果として満足のいく条件で折り合いがついて、サッカーのお金だけで生活出来るように。
途中からは、ゲームのような感覚で駆け引きを楽しめていたのを今でも覚えている。

これらの経験はコーチになってからも生きている。決して全体の中で発言力のある立ち位置では無いが、意見がある時は必ず言うようにしている。周りからはよく言えるなとも言われるが、自分にとっては意見のないイェスマンとみなされるより、よほどマシでしょと思うだけ。

あまり主語を大きくはしたくないが、帰国後に関わらせていただいた組織のいくつかでは違和感を感じる事が多々ある。そもそもの文化や価値観が違うので、自分の居場所に合わせる努力は必要だと思うが、こういった考えがもう少し広まって欲しいなと感じている。

皆さんどう思いますか?と聞きたい話

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