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キム・ヒョンジンのおすすめ映画【幸せの隠れ場所】

おはようございます。
本日は実話を元にしたアメリカ映画、「幸せの隠れ場所」を紹介します。

作品紹介

「幸せの隠れ場所」は実在のアメフト選手「マイケル・オアー」さんの実話を元にした映画です。
ある雨の夜、主婦のリー・アン・テューイは帰り道に一人歩いている大柄な黒人の少年を見かけます。
息子曰く、同じ学校の「マイケル・オアー」だと言います。
汚れた服に、うつむきながら一人歩くその姿に、リー・アンは彼を家に泊めることにします。
最初家族は大柄な黒人の少年を警戒しますが、翌朝リー・アンが見たのは、キレイに畳まれた毛布でした。
リー・アンはマイケルに家族のことを尋ねます。
マイケルが住んでいる地区は治安が悪く、父親もおらず、母親は薬物依存症という状況でした。
礼儀正しく誠実なマイケルが置かれている境遇に、リー・アンは彼を養子に迎えることを決断します。

黒人の少年を家族に迎えた一家は、親戚や友人達から猛批判を受けることになります。
黒人に対する差別の根強さに、リー・アン達は唖然となります。
そんな中、一家が下した決断は「黒人差別をしてくる人たちと付き合わない」というものでした。
リー・アン達はマイケルを家族として受け入れ、守ることを決意したのです。

そんな4人の愛情と親切さに、マイケルも恩返しをしようと奮闘します。
マイケルはその体格だけでなく、「守る」ことに特化した素質を持っていることが、自動車事故でとっさに自分よりも息子をかばった時にわかります。
そこからマイケルはプロのアメフト選手を目指すことになります。

家族になるのに条件はない

白人家族はもともと繋がりがあったわけでもない黒人のマイケルを養子にします。
厳しい環境に置かれた少年を見逃せないリー・アン達の正義感と、マイケルの人としての誠実さがあったからこそできたことでした。
最初は不審がっていた娘と父親も、マイケルと交流するうちに、彼を家族として迎えます。
人種も育った環境も違っていでも、心を通い合わせて家族となる姿はぐっときます。

私は韓国で生まれ日本で育ちました。
私の仕事仲間は年齢・性別・出身もバラバラです。
それでも私にとっては信頼できる、家族のような仲間です。

自分の信じた道を選択し、選択したことを正解にする

一家は白人至上主義の人から批判されようとも、毅然とした態度で跳ね除けます。

人と違うことをすると、批判などを受けることもあります。
しかしそれが自分が信じ、仲間も信じてくれていることなら、貫く強さを持つことが大切です。
そしてそのような逆風を突き進んだ先で、理想を実現することは自分にしかできないことです。

そこに至るまでには多くの障害があり、すれ違いや衝突も度々起こります。
しかしマイケルは家族とともに諦めずに努力によって栄光をつかみ取りました。

感動的なヒューマンドラマですが、何よりこれが実話であることに勇気をもらいました。
私も逆境に負けず、自分の信じた選択を正解にしていく努力を続けます。

キム・ヒョンジン


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