osmanthus【歌詞】

笑って笑って笑った

屈託(くったく)の無い笑顔で

全身全霊で笑うんだ

僕の心の声が有(あ)る限りこの笑顔は消えやしない


何処(どこ)までも続く道を歩いてた

懐かしい香りがする

何処(どこ)かから金木犀の香りがして

僕は母の香りと似ていて振り向いた

子供の頃の記憶

その手には金木犀を持った母の映像美

太陽を背にして

翳(かげ)った母はとても楽しそうに僕に手を振る

僕は母を思い出し、泣いた


僕には仲間が居(い)る

僕らは金木犀の道の途中で出会った

だから、彼らも僕からしたら金木犀の思い出の一部なんだ

花が咲く

想い出の花が咲く

彼らと共にする道を歩む度

金木犀と一緒に笑顔が生まれる


金木犀の街路樹

仄(ほの)かに薫(かお)る

その薫(かお)りは僕を癒やして止まずに胸の鼓動を昂(たか)ぶる

想い出の薫(かお)り

記憶の引き出しの鍵になる


歩く人の足音がするけど誰も

この香りを気にしない

僕はとても金木犀の香りがして

立ち止まって、香りを楽しんでいた

人の記憶とは悦(えつ)

その何かのきっかけで引き金を引いて

その手には金木犀を持った母の映像美

仲間との出会いの道に咲いてた金木犀

太陽が燦々(さんさん)とし

記憶は日常に色を塗って、楽しみを惹き寄せる

僕は極彩色の世界に泣いた


僕には幸せの頁(ページ)を

綴(つづ)った小説の様な記憶の海馬(かいば)が在(あ)る

だから、僕にはこの幸せの頁(ページ)を忘れることは無いのだろう

花が咲く

想い出の花が咲く

大切な人たちと

毎日を共にする道を歩む度

金木犀と一緒に笑顔が生まれる


金木犀が咲いてて仰(あお)ぐ空

秋の空は薫(かお)る

その薫(かお)りに懐古(かいこ

)して、この胸は痛みや暖かさを呼ぶ

心震わす薫(かお)り

記憶の引き出しの鍵になる


一番星に願いを掛けるとしたら

僕の大切な人たちに幸せを灯(とも)して下さい

彼らは、母は僕の大切な人たちだ

色んなところに色んな種類の色んな想い出を創って

僕は完成する度に幸せの一欠片をひとつの創る

そして天に投げて昇華して

幾つもの想い出の星々にして、天駆(あまか)ける

記憶の倉庫(宇宙)が幾つも在(あ)って

僕は産まれてからの何億光年の輝きの記憶をしまってるんだ

僕はなんて幸せ者なんだ

僕はなんて幸せ者なんだ

言葉にしても足りないくらい

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