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高尾山学園卒業生からのメッセージ

高尾山学園という学校をご存じですか?
20年前、日本で初めて設立した不登校特例校です。
特別なカリキュラムで個に応じた、誰もが安心して学べる環境を整えて作られた素晴らしい学校です。

私はこの学校にサポートスタッフとして1年間勤務していました。
先日、永岡文部科学大臣が不登校特例校を「日本に300校作る」という基本方針を打ち出し、国が本格的に動き出しました。

現在の12校の公立特例校と、9校の私立の特例校があります。高尾山学園ができてから、少しずつ全国に広まりました。

高尾山学園を作るために尽力した八王子前市長 黒須隆一様を心から尊敬しています。
先日、黒須前市長と教育対談をしました。近日中にYOUTUBEにアップしたいと思います!

今朝、高尾山学園の卒園生O君から私と黒須市長にメッセージが届いたので一部抜粋して紹介します。

 「僕は中学3年の1年間高尾山学園へ通いました。それまでは小学6年から3年間、不登校でした。
 その頃の僕は誰からも認められず、自分は無価値だと考えていました。学校へ通い勉強をしたり、部活に打ち込んだりするのは遥か遠くの夢で、とにかく自分が生きることに必死でした。
 そんな中、新聞で僕のような不登校だけが入学できる高尾山学園を知り入学をしました。
 最初のうちは学校に通うのが辛かったのですが、普通の学校とは違い、勉強以前の生徒の問題もフォローしてくださる先生がいるおかげで、だんだんと慣れていきました。
 僕はここで森嶋先生(あっちゃん)と出会い、それが人生の分岐点となりました。
  あっちゃんはいつも底抜けな明るさで、生きてて良いんだよ!と僕に価値を与えてくれる存在でした。
人間は不思議なもので誰かに認めてもらえると、どんどんエネルギーが湧いてきます。
 それから僕は全く手をつけていなかった勉強に取り組み、高校受験までの9ヶ月で小6と中学3年間分の勉強を終えることができました。これも高尾山学園の一人一人のペースに合わせた勉強機会の提供があったからです。
 無事に受験に受かり、高校へ進学できました。今では八王子市で就農する夢に向かって研修を受けています。
 高尾山学園は僕の人生とって大切な場所です。このような機会を下さった黒須市長と森嶋先生にはとても感謝しています。ありがとうございます。」

夢に向かって懸命に取り組むO君のメッセージに心を打たれました。
そして、今でも私を「あっちゃん」といって信頼関係が継続していることが、大変嬉しいです。

誰もが、安心して学べる環境を、社会の責任として整えたい。
その為に、森嶋は教員を辞め、市政に挑戦しています!

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