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「そんなに散らかっていないのに、なぜか部屋がキレイに見えない」を簡単に解消する秘策

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。

今、あなたの部屋を見回してみたときに、部屋が片付いているように見えますか、それとも、片付いていないように見えますか?

片付いている人は問題ないですよね。

では、「片付いていない」と答えた人の中で、「そんなに散らかっているわけでもないのに、なぜか片付いているように見えない」という人はいませんか?

「はい」と答えたあなたに最適な、驚くほどに部屋の見た目が変わる方法があるんです。

家事における脳のリラックス以外のビジネスパーソンにおける家事を行なうメリットを次々と発見し、「ビジ家事理論」として体系化した堀宏史さんは、新刊『家事こそ、最強のビジネストレーニングである』の中で、「角そろえ」理論を紹介しています。今回は、同書の中から該当箇所を一部抜粋・編集してご紹介します。

部屋の中の「角」をそろえる効用

 部屋の中が片付かず、なぜか気持ちが落ち着かない。かといって、「さて、掃除をしよう!」という気にもならない。そんなときがありますよね。
 特に机の上などに、リモコンやスマホ、新聞や雑誌、郵便物やノートなどがグチャッと置いてあるのを見るだけで、げんなりしてきます。
 片付けても、片付けても、気がつくといろんなものが散乱して「ふ~~~~っ」と大きなため息が出てくる──。
 そんなときは「角」をそろえてみてください。
 机の縦横に合わせて、リモコンやスマホなど、いろんなものの「角をそろえながら」並べていきます。
 机の上にあるいろんなものをまとめて角をそろえるだけでスッキリ見えて、ちゃんと片付けたように見えるのです。
 机の上を一気に片付けるのではなく、ほんのちょっと見た目を変えただけですが、意外なほど効果があり、驚くほど簡単に部屋の見た目が変わります。

目に見える情報を減らして、脳のストレスを減らす

 人間の脳は、ほんのちょっとした変化に気がつくようにできているので、乱雑に置かれた物の一つひとつの情報を読み取ろうとして脳がフル回転します。そのため、物が散らかった状態にストレスを感じるのです。
 角がそろわない状態の「情報の多さ」が、心の中にざわざわした感じをもたらしているので、角をそろえて見た目を変えると読み取るべき情報量が減り、ストレスを感じなくなるわけです。
 同じように、玄関に脱ぎ散らかした靴をちょっとキレイに並べただけでも、玄関全体が整った印象になると思います。
 その他、家具やクッション、書類や洗濯物なども角をそろえるだけで、だいぶ印象が変わります。
 また、バラバラになっている物をひとつにまとめるのも、整頓された印象になるのでおすすめです。
 角をそろえるといっても、厳密にピッタリそろえる必要はありません。ざっくりひとまとまりにして、縦横をそろえるだけで十分です。

母親から学んだ「角そろえ」の極意

「角をそろえる」という方法は、昔実家に帰ったときに母親から教えてもらったのですが、最初聞いたときは「いや、そんなに変わらないでしょ」「たいして意味がないんじゃないかな」と正直思っていました。
 しかし、母親が立ったついでに、ちょこちょこ机の上や棚の上などにある物の角をそろえていくと、ビックリするくらい部屋がキレイになっていくのです。
「これはいいな」と思って、そのときから自分の家でも「角をそろえる」ことを実践してみました。
 すると、思った以上に部屋がキレイになっていくことを実感できました。そしていつしか、いろんな物の角をそろえるようになり、どんどん病みつきになっていきました。奥さんからも「こんな方法は初めて聞いたけど、意外に効果があるね」と好評です。

角は「ちょこちょこ」そろえていく

 乱雑になった部屋を「さて、片付けよう」とするのではなく、何かのついでにちょこちょこ角をそろえていくのが、ゆるく楽に長続きするコツです。
 立ったついでに、自然に目についた物の角をそろえるようになれば、「角そろえ」はもうあなたの生活の一部になっていることでしょう。
「角をそろえる」というシンプルな方法だけで、情報量のノイズが減り、部屋全体が整った印象になるので、ぜひ一度試してみてください。

今回ご紹介した新刊『家事こそ、最強のビジネストレーニングである』では、著者・堀さんが体系化した「ビジ家事理論」をベースに、具体的な家事ハックを通じて、ビジネススキルを鍛える方法を解説しています。

「家事は大人の必須スキル」といわれる時代です。今まで家事にストレスを感じていたビジネスパーソンはもちろん、家事に積極的に参加できていなかった人が「家事野郎」デビューするのにも最適な1冊です。興味のある方はチェックしてみてください。

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〈著者プロフィール〉
堀 宏史(ほり・ひろし)

広告クリエイター。1993年慶應義塾大学卒。これまでに広告業界でリアルとデジタルを融合させた新しい広告を実現し、カンヌライオンズ、東京インタラクティブアドアワード、文化庁メディア芸術祭など受賞歴多数。カンヌライオンズ、アドフェスト等の国際広告賞で審査員を務めるとともに、adtech等の国際カンファレンスでスピーカーとしても活躍するなど、多くのグローバルエリートたちとのビジネス経験が豊富。そんな多忙な毎日を送る中、家事にもしっかりとコミットすることで、仕事と家庭を両立してきた。好きな家事は、皿洗いとゴミ出し。

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