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「グロリアス 世界を動かした女たち」を観て

ようやく春休みが終わり娘が最後の高校生活がスタート。見た目は小6から何も変わらないのにもう今年で成人。とはいえ、生まれた時から大人だったので私の感覚では「まーだ18歳」ブラッシュアップライフ。


やっとゆっくり一人でテレビが見れる。
録り溜めた映画を見るには集中して一人で見る必要がある。

春休み前に7本ほど録り溜めた中で昨日は2本目。
『グロリアス 世界を動かした女たち』
アメリカの女性解放運動家達の話。
グロリア▪スタイネムの自伝の映画化。
この話のあらすじは、興味がある方は検索して欲しい(上手く書けないから〜)
この映画で初めて知った【Ms.ミズ】
今の英語の教科書ではそうなの?
私が学生の時は未婚女性が【Missミス】
既婚女性が【Mrsミセス】
英語の先生に【グッモーニングMrs〇〇】
と始まりの挨拶をしていた。(先生の名前忘れた。

男尊女卑が当たり前の頃


今の世の中で言えば【セクハラ】という言葉が当てはまる事だらけの当時。
男女差別なんて大昔の話のように思う人もいると思うけど、私の記憶にあるような、と言うよりも実際に自分自身が体験してきたのでまるで私もこの映画の運動家の1人になったような気分で見た。

私が美容師になろうと思ったのが小学校5年生。多くの美容師が語るような
「人を綺麗にしたい」「クリエイティブな仕事がしたい」「かっこいい」等の明るい前向きな理由では無い。

国家公務員だった父が45歳で亡くなり未亡人になった母はこれといった資格もなく、運転免許もない。父も持っていなかったので家には車は無かった。

母子手当も今のような手厚い制度もなく、母は父の縁故で入社。準公務員のようなものだったので公務員の天下り先でもあった。

姉は小学校の教師になった。彼女が小学校の先生になったのもまた、かっこいい理由では無いと20年後に初めて聞いた。
当時、学校の先生になると奨学金を返さなくても良いという制度だったからだそうだ。

当時9歳の私は父の死を悲しめるほど大人ではなかったので「男って早く死ぬんだな」と思っただけで「じゃあ結婚しても自分一人で生きていかなきゃじゃん」という思いが湧いた。

小学校5年生の時に『将来の夢』を担任が毎日手書きで書く学級新聞に全員が載せることになった。そのために真剣に考えて出した答えが『美容師』だった。

条件は【男尊女卑▪年功序列がない仕事】

この頃は当たり前の男尊女卑と年功序列
じいちゃん政治家達が心無い発言で度々話題になってるのを見ると笑える。彼らに「その発言は問題ですよ!」なんて言っても、それが当たり前だと教えられて育ってるんだから何が問題なのか、わかるまい。

「公務員と結婚すれば安泰」
「お金持ちと結婚しなさい」
「女の幸せは結婚すること」
「歳をとったら子供に世話してもらう」
当たり前に私の親世代の人達は言っていた。

1970年代のドラマの再放送なんか、今放送したら「ピーッ」がいっぱい入りそうな台詞がいっぱい。モザイクも度々かかりそうな。

私がやっている卓球サークルの施設では、じいちゃんたちが少なくても30人はいる麻雀サークルがある。同じ日にやってるので、駐車場がいつも満車で停める場所が無かった友達は、じいさんの車の前に停めておいて管理人さんに伝えておいた。なのに。

じいさんが卓球場に怒鳴り込んで来て「ここの人の車か!」と。友達が「管理人さんに言ってありますよ。今動かしますから。」と言ったら「なんだ!その態度は!女のくせに!」

この時たまたま私が外に出ていて現場にいなかったから実際には見てないけれど、居たら5倍返しにする。もちろんこの事は管理人に報告はしたが。

一緒に卓球をしていた20代と30代の男性二人はびっくり仰天
「びっくりしすぎて言葉が出てこなかったッスよ。」と。そんな発言を聞くことが無い世の中になってきてるから、私みたいに「なんだと!このクソジジイ!」という怒りは咄嗟に沸かないらしい。
「『女のくせに』っていう人、ほんとにいるんスね!」と(笑)

男性▪女性の特性や脳の働きの違い、体の構造や機能などで向き不向きはあるから「らしさ」はそれぞれだけど、男が上で女が下という固定概念が外れない爺さん婆さん達が若い人達の進歩を妨げることがないように、私の身近な爺さん婆さん(私世代も含め)の【老害】を阻止する革命をちょいちょい起こしてみる♪


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