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【日本暮らし記録Vol.1】初めての出産はコロナ始まりの世の中|家族が元気に過ごす私たちの秘訣

今から3年前、ちょうどコロナがどんどん世界に広まり、日本も入国制限やソーシャルディスタンシングが広まりつつある頃に、長男のコザルが産まれました。
当時、楽しみにしていたパパ教室や親子教室は軒並みキャンセルになり、他府県に住んでいる両親にも会えなくなってしまい、心細くなっていた頃です。今考えると、人として当たり前に生活できていたことができなくなり、いつまでこのマスク生活や人と距離を取らないといけない生活が続くのだろうとなんだか楽しみだったはずの新しい生活が、先行きの見えない展開になり、常に緊張していた気がします。

そんな中、とにかく私たち親が二人とも共倒れてはいけないと始めたのが、産まれてくるコザルの生活ルーティンをしっかり築くことでした。

赤ちゃんとの生活で、一番最初に予想される展開が『両親が寝れなくなる事』です。夜中の授乳や、夜泣きに対応するべく、今までぐっすり寝れていた環境からガラリと変わり、夜中に数時間起きるという生活が始まります。

これには本当に驚きました。赤ちゃんへの授乳のために起きることはわかっていたのですが、ささやかな物音、赤ちゃんの方角からしてくる音やか細い声までに見事に反応して起きてしまう、という身体的な変化までしてしまいました。これはやばい。
心配なので起きてしまうのは仕方がないと思う一方、この生活繰り返すと私の身がもたないと実感しました。

まずは生後2週間目ぐらいから、朝起きる時と夜寝る時の「明かり」から変化をつけるようにしました。
朝は、決まった時間にカーテンを開け、部屋を明かりいっぱいにして「おはよう」と起こすこと。
夜も決まった時間にカーテンを閉め、部屋を暗くして「おやすみ」といって部屋を離れること。(ベビーカメラはあります。)

その他の時間は、お昼寝の時間は暗くしたお部屋に、起きている時間は明るい部屋に移動するなど「目にみえる変化」で私たちの生活へ少しずつ慣らしてあげるようにしました。このあたりから、夜中に長い時間寝てくれるようになりました。心も体も随分違いました。

ここで大切にしていたのは、あくまでも赤ちゃん自身のリズムに親がついていくのではなく、私たちの生活リズムに赤ちゃんを慣れさせてあげる事です。周りからどんな話を聞こうと、自分たちのリズムを守って、次にくるルーティンを守り、赤ちゃんを安心させてあげること。そうすることで、お昼寝の時間が定まっていき、自分たちの時間を決まったタイミングで確保できるようになりました。本当にこれは大きかったです。

赤ちゃんのリズムを大人に合わせるなんて!と言う人もいるでしょうが、私は自分で本を読み、この方法を知って、コザルも私たち夫婦も心身ともに元気に過ごせたことを身をもって体験しました。コザルは3歳になった今でもよく昼寝をし、夜は部屋を暗くすると眠くなり、寝覚めはとっても良い子に育っています。

この方法は、いろんな書籍に書かれていてとても参考になりました。ただこれは私たちの場合です。全ての赤ちゃんやご家庭ができる環境じゃないかもしれませんので、焦らずゆっくり赤ちゃんをご両親や親のペースに慣れさせてあげるだけでも違うかもしれません。参考程度にしてください。

このルーティン慣らしは、自分の記録用としてもまた書きたいと思います。

■読んだ本
ー『まず、ママが幸せに』
読んで心が軽く、楽しくなった本です。何度も読みました。
ー『フランス人は、子どもにふりまわされない』
寝かしつけのノウハウというよりは、子育てにおいて大事なことなど。今でも読み返します。
ー『フランスの子どもは、夜泣きしない』
この本には、へえ〜と目から鱗なことも多く、知識として知っておいていいなぁと思えた本です。
ー『ジーナ式 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』
とても情報量の多い、赤ちゃんのルーティンをどのようにつけるかのノウハウ本でした。あまりにこの方法に凝り固まると、逆に身動きできなくなるので参考程度にできそうなことをゆるく守ってやっていました。それだけでも全然違いました。コザルのルーティンの元はここからきています。

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