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とにかくミーハーであれ!最後に笑うのはミーハー

僕は昔から「斜に構える病」にかかっている。
バラエティー番組を見ていたって「これはどうせやらせ、とまではいかなくてもエンタメとして台本的なものがあるのだろう」とか、なんでもかんでも裏側を考えてしまい純粋に楽しめない。

そんななんでも斜に構えてしまい純粋に楽しめない僕からすれば、愛車の後ろに某歌手グループのシールをでかでかと貼ったり、ファンとして何かに熱狂しているような"自分の好きに純粋"な人たちを心からうらやましいと思ってる。ということを口にするとまた「そういうマウントをとる偏屈なやつ」に聞こえそうなのでそれも言わない。果てしなくめんどうな自分。

そんな僕でも「なんとか純粋に楽しむ方法」を見つけた。いや、"なんとか"と言っているところがもう純粋じゃないのかもしれない。純度75%くらいにもっていく方法を見つけたと言いたい。

それは「もうファンタジーだろうが虚構だろうが、馬鹿になってみる」だ。僕が斜に構えながら28年生きてきたが5年前くらいにやっと気づいた。結局「馬鹿になる」が一番得をする。「馬鹿」という言葉を使っているから馬鹿にしているみたいだが、そんなことはない。僕みたいな人間はプラスやマイナスをあれこれ考えているからどうしようもない。ハロウィンにクリスマス、花火大会、ディズニーランド、夏フェス。なんでも楽しんでみよう。

ただ「馬鹿になろう!」としてなっている分、一定の距離感はあって、でもそれがいい塩梅で冷静にもなれる絶妙なスタンスだと思う。

ほらみんなディズニーランドに行ったら「夢の国だ!」と現実を知ってても言いたいでしょう。あんな気持ち。虚構もファンタジーも受け止めて「夢の国だ!」と叫びたい。だって魔法を信じたい。

だから自分の仕事に置き換えてみると「おしゃれはただ楽しむもの」でいいと思ってる。僕はたまに生産者のことや暗い業界のことを書いたりするが、「コウサカが今日もまたなんか思想強めのこと言ってんな」と受け流してもらっていい。聞いていなくてもいい、それでも言うけれども。

やはり仕事で向き合う以上、色んなことを見つめなければいけない。
上にかかったあまーーい砂糖だけを舐めているだけではいかない。
でも、だけど、だからこそ「ファッションは魔法なんです」と伝え続けることが僕自身もファッションを純粋に限りなく近く楽しむためには必要なんだと思う。

ミーハーでありたい。ミーハーが一番得をする。

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