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営業魂/入門編 第10話「評価」

大前提

 提出物の期限の話です。当たり前のことですが、提出期限までに出せばよいのでしょ?と簡単に考えていませんか?提出物は受け取る側は待っていて、提出すべき人のすべての提出物がそろうまで、次の工程にすすめられないことも多くあります。

提出期限

 提出物とは期限内に高品質を目指して作成するものです。遅れることはあってはなりません。提出期限が守れないと、他が良くても評価は下がってしまいます。以下はなぜ提出物を期限までに提出する必要があるかを事例にしました。


 登場人物は部長、課長、あなた本人という設定でイメージしてください。これからお伝えするシーンの時系列をしっかりイメージして読んでください。
 社内の提出物は一次承認者(課長)、二次承認者(部長)というように承認待ちの奥にもう一人待っている人がいます。課長の下に10人の部下がいれば10人分読んで承認する時間が必要です。確認に1件5分なら50分かかりますね。この内容をすべての提出物で想像してください。上司の負担はかなり大きいことが想像つくのではないでしょうか。
 次に想像してほしいのが、誤字脱字、内容不備です。もし誤字脱字、文章の構成がおかしい等あれば否認されますよね。課長は不完全なものを承認することはありません。それは課長が部長に怒られるからです。部長が課長に「お前はあの内容で承認したのか!」と言われるでしょう。想像ついていましたか?
 このシーンで9人分だけ2次承認依頼すれば良いのでは?と思う方もいると思いますが、部長から「なんで9人分なの?」と聞かれた時に、○○くんがまだ提出できていなくてという言い訳をすると「人のせいにするな!」と課長は怒られるでしょう。そうすると課長からの○○くんの評価が下がる可能性があり、あまり状況としては良くないですよね。とにかく早く提出すべきなのです。

こんなことは誰も説明してくれません。新人さんは1度や2度は否認で戻ってくるかもしれないと想定して提出は早めに行うようにすることが上司への気配りです。

スピード重視が正解

 大事なことは期限を守ることで、その後品質です。たとえ品質が70%だと思っても、期限を優先しましょう。早めに提出することで上司は品質が悪くてもアドバイスをしてくれるはずです。ちなみに100%だと思って提出しても、受け取った側からすれば70%に見えることも多々あります。新人営業はこのような地道な活動を経て、頼りになる営業マンになるのです。これはとても重要なことなので、新人営業のうちに頭に叩き込んで活動していきましょう。



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