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お店で三枚におろしてもらう

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今や外食はそれなりのお値段がするため、なかなか気軽に行きにくくなっています。
子どもたちが小さい時は、大人用のメニューで大盛りを頼んでシェアしたりしていましたが、今や一番上の子は大人と同じくらい食べるようになってきました。

回転寿司も結構行きましたが、一皿100円のお店が少なくなり、子どもたちも卵やコーンマヨネーズなどよりも、マグロなどお魚系を欲しがるようになったため、会計の値段がそれなりになってきました。
チェーン系の回転寿司のセコい技としては、うどんやラーメンを頼む人は最初に頼みなさい、と言うと、子どもたちはだいたい欲しがるので、一気にお腹を膨れさせています。
私と可愛い可愛い嫁は、青身魚や白身魚、貝類が好きなのですが、安い系の回転寿司では品揃えが落ちてきた気がします。

回転寿司によく行ったためか、家で自分で作る手巻き寿司も子どもたちは好きです。
魚は近くのスーパーで柵で買ってきて切り分けていますが、子どもたちは魚の名前こそ知っているものの、まだその身と名前が結びついていません。
赤身と白身についてもまだピンときていない感じがします。

私が小さい頃は食卓によく魚料理が並びました。
肉よりも値段が安かったためで、多くは焼き魚でしたが、煮魚もしばしば出てきて、刺身はあまり出てきませんでした。
滋賀県は内陸県なので、昔の生鮮食品の流通事情によることと、刺身にして美味しいものは高かったのだと思います。
そのためたまに出てくる刺身は鯉や鮒などの淡水魚が多く、わさび醤油でなく泥酢などを付けて食べた記憶があります。

焼き魚だとだいたい丸々焼かれて出てきましたので、魚の形をまずはそこで覚えました。
鮭など切り身で出てくる魚も、後日、新巻鮭などを見ることで、その身体の一部であることが理解できました。

少し前に今時の子どもは魚が切り身で海を泳いでいる、という都市伝説が流れました。
一次情報ではないようで、講演会などで「そんな話を耳にしました」と言われていたものが広まったようです。

ウチの子どもたちは前述のような丸々一匹の焼き魚を食べたり、水族館で魚を見たりしているのでさすがに切り身で泳いでいるとは思っていないと思います。
ただ、切り身や刺身で食べることが多いことから、元々の魚の姿と名前と今食べている魚が一致しているのだろうか、と言う心配はあります。

スーパーに行っても焼き魚にするような魚は泳いでいた時のそのままの姿ですが、ほとんどは柵か刺身か切り身になっています。
最近、近くのスーパーが市場から持ってきたままの状態で並べておいて、こちらの注文に従って下処理をしてくれるようになりました。
子どもたちと一緒に買い物に行くと、魚の姿と名前を確認しながら見ることができますし、実際のところ、私もそこで見るまで泳いでいる時の姿を見たことがない魚もありました。
また、二枚おろしや三枚おろしなど処理をお願いして受け取ると、あらかじめ処理してパック詰めして売ってあるものより少し安い気がします。
パック詰めのための処理加工賃が乗っていないのでしょうが、そういう点でもお得感を感じることができます。

魚が切り身で泳いでいる、というのは笑い話になっていますが、大人と話していても米作りは稲の苗を田植えするところから始まる、と思っている人がいるという話があります。
実際は田植えよりも前に、土に種を蒔き発芽した目を大きくして苗とするのですが、学校で行われる体験などでも田植えから始まるため、種の部分が抜け落ちているようです。

大人であっても、切り身の話を笑えないかもしれません。

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