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誰も死んではならぬ

母と数名の知人とホテルで会食
眺めの良い高台のレストラン
壁一面の嵌め込みガラスの窓から
旅客機が墜落してゆくのが見えた
空から町へ斜めに落ちて行き
家々を薙ぎ倒して爆発した
爆風でガラスは凶器と化すと観念したが
窓はびくともしなかった
場面はホテルの中庭になり
古いホテルは堅牢だと皆が話していた

夢の中の私たちは他人事のように
自分たちの町に起きた惨事を眺めていた
亡母からのメッセージなのか
脳とは不思議なものを見せる

今日も朝から紛争のニュース
2023年の現実世界はこれだ
この世界は広くて狭い
もはや繋がっていない場所など無いと
経済的にも思い知らされている
それでも争いは止まず 今この時も
人が動植物が殺されている
nessuno muore


いまの想いをいま書ける言葉で残す場と考えております。拙い乱文で恐縮です。時々お読みいただけますと幸いです。