「大人げない」という言葉が嫌いだ。

誰もが他人の言動を見て、
「大人げない」と思う事はあるだろう。

「大人げない」というのは、
大人らしい行いではないという事かと。

しかし、何が大人らしくて、
何が子供じみているのか、
その線引をどこでするというのだろう。

大人らしいというのは、
あくまでも一般的にそう認知されているであろうという事でしかなく、
誰が決めた訳でもない。

それを声高に指摘する事は、
とてもナンセンスな気がしている。

では、その言葉を口にする者は、
どこまで大人だというのか。

自分の行いは、
完璧に大人のそれだと言い切れるのか。

それを指摘する事は、
個人の価値観の押し付けだと思うのだが、
どうだろう。

他人の言動を見て大人か子供か決めるのではなく、
その人の個性として考えるべきではないかと思うのだ。