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【Freediving】【フロリダの泉#5】Google Mapでもたどり着けない泉・Buford Springs

こんにちは!『心にいつもマナティーを』がモットーのNikka🇺🇸Freediverです。
元日本代表の経験もあるフリーダイバーの目線から、
知られざるフロリダの海と泉の魅力を発信しています。
フリーダイビング・スクーバダイビング・ロブスターハンティング・スピアフィッシング・マナティースイミングetc…
健康的な体とマインドで、一生海と付き合っていきたいです。
似たような考えをお持ちの方がいたら、ぜひゆるく繋がってくださいね〜♪

Buford Springs

中央フロリダのフリーダイバー達が集まるチャットグループに入った。
そこで、Buford Springsの話題になっていて、興味を持った。
なんだかとっても良さげなのだ。
だけどいかんせん、情報が少ない。
これはダメもとで実際に行ってみるしかないだろう。

ダメもとなので一人で行く気でいたのだが、別のカウンティに住むフリーダイバー女子が行きたいというので、現地で待ち合わせることにした。

Google Mapに騙される

Buford Springsの泉は地図で見ると、だいたいWeeki Wachee Springsの北に位置している。
フロリダを横断し、家から6.5時間のドライブで西海岸側まで出た。
そこから、Google Mapのルートに従って行くと、ルートはハイウェイから未舗装の横道に入っていった...。

信じて延々と進んで行くと、行き止まり。
そしてそこはなんと、射撃練習場だった!
なんつー場違いな場所に来てしまったのか私は。

地図上ではとても近くにいるはずなのに、道が通じていないという。
Google Mapでも正しいルートを把握できてないなんて!舐めてた〜。

射撃場のおじさんに「泉に行きたかったんだけどここに着いちゃったんです」と聞いてみる。
ブフォードスプリングスという名前は知らなかったけど、「ああ、スイミングするところね」で話が通じて、迂回していく本来の行き方を教えてくれた。
それでも心許なかったので、ポイントポイントでその辺にいる人に道を尋ねて、それでなんとかやっとたどり着けた。
1時間のロス。

自然保護区の中、泉への入り口は、小さい看板とゴミ箱があってそれと分かった。
駐車場は車が5〜6台停められるスペースがあるのみ。
本当に地元の人しか来ないのだろう。

車を降り、そこからまた10分ほどトレイルを歩く。途中マウンテンバイクの人達とすれ違った。
アクセス悪いなあ。期待は高まる。

やっとのことで泉に着いた。
木々に囲まれ、テニスコート2つ分くらいの大きさの泉があった。
おとぎ話に出てきそうな景観。透明度めっちゃ良い。
思ってたよりずっと美しくて広く、そして深そう!
既にフリーダイバーが何人か入っている。
これは苦労して来た甲斐があった。
ここは地元の人だけが知っている、Hidden Gemだ…!

さて、現地で待ち合わせていたダイビング女子は。
森の中なのでスマホの電波も悪く、連絡が取れない。
彼女も同じく迷い、私以上に迷走していた。
もう今日は無理かと思ったけど、なんとか辿り着き、ようやく会えて喜びあった。
こういうのって、将来、良い笑い話になるのだろう。

地元ダイバーが親切に色々教えてくれた。
ここは冬場の乾季のみ潜れる泉。
夏場の雨季は、エリア一帯が水没し、マディ(泥水)になって潜れない。
今日のような素晴らしい透明度で潜れるのは、あと少しの期間らしい。
あ〜、タイミング良く今来れてよかった!

水底の積み石ゲーム

とりあえずボトムまで潜ってみた。ズドンと−20mくらいまで穴が空いている。嬉しい深さ。
ここまで深くて、透明度の良い泉ってなかなかない。
そこから横穴が続いていて、そこから先はスクーバのケーブダイバー達向け。
(後から知ったが、過去に何人かケーブ内で亡くなったダイバーがいるらしい)

ちょうど時間的に日光のシャワーが真っ直ぐ下まで刺さっていて、光のゆらめきがなんとも言えず美しい。
ダイバーにしか味わえない空間。
ぐるりと周囲を見回すと、よく山頂にあるような、石を積んだ塔があった。
ははあ、これはきっと、フリーダイバーがボトムに来るたびに積んだものだとピンと来たので、私も小石を一つ追加。
潜るたびに石を探して積んでいくのって、ゲーム感覚で楽しく潜れて、いい練習になると思った。

水深-10mあたりまでは、石灰岩がオーバーハングしていて、面白い水中景観になっている。スイスチーズみたくポコポコ穴が空いていて、天地に貫通している穴もあり、トンネル抜けして遊べる。

時間を忘れて遊んでいたら、太陽が傾き、光のビームが水底まで届かなくなって、急に水中が暗くなった。
そうなるとボトムは急にちょっと怖く、ミステリアスな顔になった。

まとめ

情報がない場合は、身銭を切って確かめるしかない。
今回は、ダメもとで行った行動が功を奏して、隠れた宝石のような泉と、新しい友達に出会えた。
次には絶対迷わず、最短でたどり着ける。

以上、『心にいつもマナティーを』のNikka🇺🇸 Freediverでした。
フロリダの海と泉の写真やムービーを、Instagramでもゆる〜く発信中です。そちらもぜひチェックしていただければ嬉しいです。


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