ふたりはずっと
「作りたい女と食べたい女」(通称つくたべ)の3巻がいつの間にやら発売されていたらしい。
それを早々に購入していた彼女が、また1巻から私に貸してくれた。
ネタバレを避けるためにも詳しくは書かないが、とても心温まる話だと思う。
世間では賛否両論あるようだが。
「きのう何食べた?」も似たような感じではあるが、つくたべはより性的マイノリティの話や偏見、差別についても描かれているため賛否両論あるのも仕方ないな、と思う。
ところで。
つくたべの漫画を読んでわかったことがあった。
彼女の感覚が、
あ、そういうことか、そういうことを望んでいるのか、というのがわかった。
今までで1番しっくりきた。
○
みなさんはご存知だろうか。
私と同年代、そしてそれ以下の人なら小学校の国語でやっているはず。
アーノルド・ローベル著
「お手紙」
このお話の主人公たち。
がまくんと、かえるくん。
私の彼女はがまくんとかえるくんが大好きだ。
カエルが好きなわけではない。
がまくんとかえるくんが、好きなのだ。
初めてそれを聞いた時は、珍しいと思った。
というかそんな人初めて会った。
昔読んでいた絵本のキャラクター、例えば、はらぺこあおむしとか、11ぴきのねことか、こぐまちゃんとか、ねずみくんとか、可愛いなあとは思う。
けどそれだけ。
それよりも、私で言えばスヌーピーの方好きだ。
がまくんとかえるくんが好き。
そうなんだ、と思っていた。
思っていただけだった。
がまくんとかえるくんは、くん付けだからきっと男の子なんだろう。
ぐりとぐらは?こんとあきのこんは?
性別なんて気にしたことない。けど、彼らにはなかよしで、ずっと一緒にいてほしい。
そう思う。
その先に何があるのかなんて、想像もしたことがない。
ただ、ずっとそばにいてほしい。
○
私たちも、がまくんとかえるくんのように。
性別も環境もなーんにも関係なく。
ずっとそばにいられますように。
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