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幸福日和 #091「他人の成功を集める」

身近な人が何かに成功したとき。

例えば、受験で合格したり、
仕事で実績を残したり、
事業がうまくいったり、
好きなことを好きなようにしていたり、
そうしたことに触れた時に、
自分はどう思うだろうか。

「他人の成功を素直に喜べるかどうか」

そこに、その人がこれから
豊かな日々を歩んでいけるかどうかの
ヒントが隠されているのだと、最近は感じています。

✳︎ ✳︎ ✳︎ 

多くの人は、
他人の成功に嫉妬をしてしまうものだと思うんです。

他人がうまくいけばいくほど、
至らない自分を悲観してしまうんです。

でも、誰かの成功というのは、
視点を変えて眺めてみれば、
実は「自分にもできる」ことを
教えてくれていることでもあるんですよね。

だって、同じ人間なんですから。
同じようにできることがほとんどなはずなんです。

例えば、自分が人生をかけてやりたいことがあったとして、
誰かがその道を先に歩んでいても、
それは悲観するべきことではないのだと思う。

先に同じ道で、うまくいっている人々の知恵を借りながら、
自分なりの歩き方で、その道を進んでいけばいい。

✳︎ ✳︎ ✳︎ 

世の中を見渡してみてください。

あのマイクロソフトの創業者・ビルゲイツさんだって、
すでにIBMの築いていたコンピューターの道を辿りながら、
自分なりの視点を加えて、OSソフトを広めることを思いつき、
世界に豊さをもたらしてくれました。

Googleだって、
すでに先駆者であるYahooや他社が歩んでいた、
検索とポータルサイトへの道があったんです。
その道を地道に追いかけた先に、
今の成功へと繋がっているんですね。

テスラ社のイーロン・マスクさんも、
19世紀の科学者ニコラ・テスラさんに憧れて
彼の名前を借りてテスラ社を作り、
世界を変えようとしていますし、

あのナポレオン・ヒルさんは、
数々の成功者とふれあい、
成功の秘訣をヒアリングし編集していたら、
その結果、自分も成功してしまったんです。

もちろん「成功とはなにか」という
個別の基準や価値観はあります。

でも、他人のうまくいったことは、
大抵は自分の翼にもなるんですね。

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「他人の成功」を集めることが、
自分を豊かにする一つのヒントになります。

これってお金が1円もかからないのに、
「お金に代えられない価値」が
手に入ってしまうんです。

例えば、今日一日、
うまくいかなかったとします。

なぜうまくいかなかったのかと言えば、
それは自分が失敗したというよりは、
周囲との相対的な比較で
自分が落ち込んでいることが多いんですね。

そういう時こそ、
周囲の成功やうまくいっていることが
よく目につくものなんです。

だから、
そのひとつひとつを集めていけばいい。

嫉妬や嘆きの思いを捨てて、
素直に周囲のいいところ、うまくいっていたことを
ノートに書き集めるんです。

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他人の成功を素直に受け入れられないこともあるけれど、
それでも黙って、その日の周囲の人々の
「自分がうらやましいと思えること」を思い出し、
書き連ねてみる。

「あんなこと言って、お客さんに褒められてたな」

「どうして、あれだけ早く丁寧な仕事ができるんだろう」

「職場でもいつも明るくて楽しそうだ」

そうしたことの奥を深堀りしながら、
その人の秘密を探っていくんです。

いろんなことが、
次から次へと羨ましいほどに
湧き上がってくるはず。

そして、
そんなひとつひとつを書き終わったら、
ノートを閉じて、その日書いたことには触れず、
数日ねかせておいておくんです。

なぜかといえば、
他人の成功にまとわりついた、
自分の余計な感情を拭い去るため。

そうして数日後、
あたらめてリラックスした状態で、
冷静にその成功の一つ一つを眺めてみるんです。

すると、その全てが、
自分の未来を変えるヒントになっていることに気がつくんです。

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